デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

大事な仕事は忙しい人に頼め

昨日の記事とちょっと関係あるかもしれません。普段からよく言っていたり聞いたりすることば「忙しい」について…。 忙しいとは何か? 心を亡くすると書いて「忙」。漢字というのは実によくできているなあと最近富に思います。ついでにいえば「忙殺」という言…

アワーレートに対する違和感 報酬は「苦労」に支払われるのか?

ここ7回連続でナッジ理論シリーズを続けてきましたが、通常運転に戻します。 hitsuji360.hatenablog.com しかし、アレですね。元ネタがあるというのはある意味ラクです。 とりあえず書き始めに頭を悩ますことがありません。いつもここに15分くらいかかったり…

ナッジ理論⑥ 狙うのは、心の扉がひらく瞬間

ナッジ理論シリーズもこれで最後となります。 なかなか読みごたえがあったのでは? 最後を飾るのは「心の扉がひらく瞬間」にフォーカスします。 効果的なDM(ダイレクトメール)、4つの要素 例えばあなたがDMをお客様に送りたいと思ったときに、 ・誰に(タ…

ナッジ理論⑤ 約束は守りたくなるのが、人の性

いやぁ おもしろいなぁ、ナッジ理論。私もブログに書くことで理解を深めています。もともと「人一倍理解速度が遅いのでは?」という懸念はありましたが、気にしない。最後に自分のモノにできればいいんです。人と比べることが一番つまらないことです。 いき…

ナッジ理論④ みんな気になる、みんなの行動

さあ、長期シリーズでお送りしている「ナッジ理論」も折り返し地点を超えました。 いま一つ反応がわかりませんが、このまま最後まで走り続けます。 本日は、「みんなで渡ればコワくない」を逆から見たようなお話です。 払っていないのは私だけ? 英国で実際…

ナッジ理論③ 得る喜びよりも、失う悲しみ

奇しくもつい先日これと同じような記事を書いていました。 hitsuji360.hatenablog.com これです。なんとなく感覚的に書いていたけれど、こういう理論に基づいていたんだなあと妙に納得しています。 自分の持っているものや一度手に入れたものを失うことと、…

ナッジ理論② 簡単にする、簡単にみせる

明確な指示には素直に従う 現代人は好むと好まざるとにかかわらず、情報の渦のなかにいます。 いうなれば情報の買い手市場。そんな中で取捨選択していると自然と「難しそうなもの」は除外していませんか? これは私の職業であるデザイナーが、最も気にしてい…

ナッジ理論①「選ばなくていい」は最強の選択肢

ちょっと昨日の補足から 「人は必ずしも最適な選択をしているわけではない」 これはナッジ理論の根本となる考え方です。 たとえば夏休みの宿題を ・早めに片付ける子供 ・計画的にコツコツとこなす子供 ・「やらなければ」と思いながらギリギリになってしま…

ナッジ理論の解釈 0章

www.mhlw.go.jp 厚生労働省のサイトに面白い資料がありました。 日本のがん検診の受診率は改善されつつありますが、まだ40%という状況。厚労省も受診率を上げることで医療費の引き下げを図りたいところです。日本人の医療費が安いのは公的医療保険の恩恵に…

書評「ドライブ・マイ・カー」

また、この作品の周りがざわつき始めましたね。 映画が国内外の受賞やノミネートで脚光を浴びています。前にざわついたのは小説の登場人物の故郷「中頓別町」からクレームがついたというあまりありがたくない話題であったと記憶しています。 タバコのポイ捨…

女子アナの異端児?弘中綾香アナが次のステージに

なんとなく前から気になってはいました弘中アナ。テレビ朝日の局アナですね。 こんなに「~アナ」という呼称が似合わない人は初めてかも。 写真集やカレンダーを出すくらいは、もはやそんなに珍しいことではありません。原稿がよどみなく読めるということに…

魔法の言葉「ありがとう」

なんだか世の中がギスギスしています。 隣国の戦争のことには本当に心を痛めているし、「かつての日本もこんな状況だったのか」とウクライナの惨状をメディアで見ているだけの私です。一つ違うのは「自分が選んだ選択ではない」ということですが、生活者レベ…

わたしのコレクション

今週のお題「わたしのコレクション」収集癖があるのはデザイナーのあるあるだと思っていましたが、そうでない人もいるようです。超有名デザイナーの佐藤可士和氏は、何かを集めることをまったくしないそうです。人の作ったものや自分の過去の作品にしばられ…

おつかれ生です。 ~新垣結衣に癒されるCMの裏側~

人生はあなたが思うほど悪くない♪ ここのところ近くのスーパーでずっとこの曲がかかっていて、耳についてしまいました。もとは河合奈保子への提供曲だったと記憶していますが、やっぱ竹内まりやが歌ったほうが心に沁みるなあ。 www.youtube.com で、みんな大…

PDFの功罪 ~企業のモラルはどうなってるん?~

昨日書いた記事で、どうしても追記したくなりました。 PDFの罪というか、コワイところがもう一つありました。 それは、校正用のデータがそのまま使われてしまうということ。 用語説明をすると「校正」とは、「このデザインや内容でいいですか?」という確認…

PDFの功罪 ~地方にいくほどデザインは装飾的になる?~

最近、アドビさんのテレビコマーシャルを見かけますね。 私としては生活の一部というか、デザイン制作でなくてはならないアプリケーションを提供してくれる会社なので「へえ、CMやるんだ」ってなもんですが、いつのまにか生活者にも広がっていくのかという感…

ビジネスカタカナ用語 ~カスタマーサクセスとは~

もう、大人ってカタカナ用語がホントに好きなんだから。 まさか、今でも「アグリ―(同意)する」って言ってる人います?こういうのもやっぱり流行り廃りがあるようで、カタカナの中で移り変わっていくもののようです。 メリットがベネフィットになって、今で…

80年代J-POPアルバム紹介 ~奇跡の1枚~ 竹内まりや

竹内まりやの存在って不思議だよなと思っていましたし、今でも思います。 デビュー当時はアイドルだったんです。嘘みたいですが。 でも音楽的な素養はめちゃくちゃ持っていたし、頭もよくて(慶応卒)英語もペラペラ。でもその有り余る才能をメディアはあま…

失敗から得られることはあるのか?再録

前に書いた記事の再録です。 今読むと「理想論だなぁ」というところもありますが、なかなかいいことも言ってます(自画自賛)。 試しにネットで「失敗から得られること」と引くと、ほぼ100%肯定的な意見として「人は失敗から学んで成長していくものだ。」と諭…

大人買い、子供買い

休日の散歩は、在宅ワークの私にとって生命線となりました。以前はは相方の妻と都心でウィンドウショッピングが定番でしたが、最近はお疲れ気味のようで私一人で散歩することが多くなり。一人で都心に出ても、時間を持て余すので近所のショッピングモール(イ…

人はリスクを嫌うもの 黒ひげとワニ

黒ひげ危機一発 よくばりパーティー タカラトミー(TAKARA TOMY) Amazon これ、知ってます? オモチャなんですが、ゲーム要素が強い「黒ひげ危機一髪」です。私が子供の頃からありますが、今でもほとんど形を変えずにあるのですね。似たようなので「いたいワ…

ラジオの拾い物 ~秋元康と小島瑠璃子のラジオ番組~

別に、道でラジオを拾ったという話ではありません。 週末ドライバーである私、羊男がクルマで聴いているラジオの「お、ちょっとおもしろい」と思ったことを書きます。だいたいそういう時は合い方が助手席で寝ていることが多いです。なのでちょっとだけボリュ…

80年代J-POPアルバム紹介 ~奇跡の1枚~ 大貫妙子

一昨日の引き続きです。今日はちょっとマニアックかもしれない。 どんな人にも好きな音楽ってあると思うのですが、それを系統だてて見ると意外と面白い発見がありそうで。 私の場合は、「ナイアガラファミリー」の系統が強いです。もう亡くなってしまいまし…

電車でイチャイチャするカップル

ふと、思ったんです。 最近電車でイチャイチャするカップルを見なくなったなあと。 2〜3年くらい前は、けっこう頻繁に見かけた記憶があります。ま、私がよく使う電車がディズニーリゾートを通っているのもあるかもしれません。 公然とイチャつくことはべつに…

80年代J-POPアルバム紹介 ~奇跡の1枚~ 松任谷由実

冬と言いながら、もう3月になってしまいました。 せっかくなので、ひな祭りということもあり女性アーティストにしようかな。 で、いきなり大御所の登場です。 REINCARNATION アーティスト:松任谷由実 ユニバーサル ミュージック (e) Amazon ユーミンですね。…

今週のお題「試験の思い出」

今週のお題「試験の思い出」 試験か…。もうちょっと勉強出来たら、いい思い出がいっぱいあったんだろうな。 でも、決して試験が嫌いというワケでもないのです。どちらかというと、日々コツコツと汗を流してやる勉強よりも、真っ白な答案用紙に対峙するあの瞬…

ダイエットの極意

どんなダイエット方法も、「痩せるまでやれば」必ず痩せます。 当たり前か。それができないから悩んでるんじゃないのッと怒られそうですね。 そういえば昔「バカドリル」という不条理本に「たて笛ダイエット」というのが紹介されていたっけ。痩せるまでたて…

1円ちょっとの贅沢

今日は卵に関する取るに足らない話です。隣国で戦争が起きているのに。まあ生活というのは、支障がない限り淡々と過ぎていくもの。 そりゃ、恐怖と怒りはありますよ。許せない気持ちも。でも、今日は卵の話です。 その名は「こくきわみ」 近所のイトーヨーカ…

ボツ案は作るべきか 追記 ~折衷案の弊害~

昨日の記事で、言い足りない部分がありましたので。 そこには恐ろしい弊害が… ボツ案を作る一番の弊害。それは、「折衷案」です。 一番望ましいのは、採用としたい案が選ばれること。これは至極当然のことです。いや、その案だけで決まるならそれが一番ベス…

ボツ案は作るべきか?

ああ、これはなかなかに難しい問題です。 しかもいつも直面している。今もなんですがね。 ほぼ日の「今日のダーリン」でも書かれていましたが、広告代理店や制作会社で大の大人が集まって夜遅くまで何の仕事をしているのか? 今日もボツ案は作られる そう、…