そうあれは本当に、今思い出しても信じられないような体験だった(ちょっと稲川淳二風に)。
「キツネにつままれる」とか「夢を見てるような」とか、そんな表現がピッタリくる。
原因がわかってもその不思議さはまだ自分の中に澱のように残ってて、ついぼんやり考えてしまうのね。そんなお話です。
東京駅の地下街にアロマという喫茶店があってさ。カフェっていうよりザ.喫茶店という趣。そこはモーニングサービスが充実してて結構人気なんだ。モーニングについては愛知県出身の私としては一過言あるのだが、それは長くなるから次回に譲ろう。
レトロカフェブームも手伝ってか混み合う店内。「前はここまでじゃなかったな」と思いつつ、空きが出るまで3人ほど並んでる列に並んだの。
ここからだね、不思議な体験は。
なかなか空きが出ないので並んでいると、次に来た人が私の前に並んだのさ。スッてね。
アレ?なんで?と思っているとまた次に来た人(二人組)も私の前にスッ。
んーー?
あんまりスムーズに入ってくるので面食らって何も言えない状態。
何が起こっているんた?オイラ透明人間になっちゃった?
それからは並ぶ人は来なくなって、なんとか座ることができたんだけど、なんか腹は立つし、やり切れない気持ち。
で、よーく辺りを見渡すと‥。あっそうか!
原因がわかった。
その日の私のファッションは、白いワイシャツに黒のパンツ。店員のスタイルと酷似していたというワケ。前に入った人は、私のことを整理するための店員と勘違いしたんだな。
いやいや、こうしてブログのネタになったからま、いいんだけどさ。なかなか不思議な体験だと思わない?