別に、道でラジオを拾ったという話ではありません。
週末ドライバーである私、羊男がクルマで聴いているラジオの「お、ちょっとおもしろい」と思ったことを書きます。だいたいそういう時は合い方が助手席で寝ていることが多いです。なのでちょっとだけボリュームを上げて、ラジオの世界に聞き耳を…。(この言い方は昔懐かしいアヴァンティですね。FM好きならわかりますよね。
ラジオの世界ではちょっと長めのスパンでパーソナリティが交代していきます。
前から思っていたけど、ラジオの番組を持つってすごいことなんです。1時間なら1時間、自分話だけで持たせなければならないという特殊さ。しかも映像なし、ホントにお話だけです。曲も入りますが3分くらいですしね。
タレントというか人としてのスキルや真価が問われる、ちょっとリスキーな世界なのです。ギャラは安いらしいですが、けっこう有名な方がやりたがるのはリスナーとの独特の距離感や、自分がリスナーだったときのリスペクトがあるのでしょう。
秋元康&小島瑠璃子 「いいこと、聴いた」
今、一番おもしろい番組かも。東京FMで日曜13時からです。
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「全国にはまだまだ様々な素材が眠っている。
JFN37局のラジオの力をあわせて、地元で光る、人、モノ、コト、
食べ物などの情報を集め、その素材をプロデュース、
そして全国のラジオリスナーに再提示する装置を創ろう!」
秋元康自身が全国のラジオから寄せられた様々な
「まだ見ぬ宝」を掘り起こし、プロデュース!
番組で展開する複数のプロジェクトは、いったい今後どうなっていくのか?
やっぱり秋元康って魅力的なひとなんだなって思います。小島瑠璃子もがんばっていますが、いかんせんボキャブラリーの不足や人生経験の浅さが露呈してしまうこともあります。そんなときの秋元フォローは一つの聴き所。
やさしく小島の意見を引き出し、示唆に富んだ自分の考え方を面白おかしくトークしていきます。
リスナーからのハガキも真剣でちょっと変わったものが多い。
先日は、「まだ売れていないミュージシャンですが、やりたい音楽を作るべきか? 売れるものを作るべきか?」という質問でした。
秋元先生の答えは、
「売れるということは、聴いてもらえるということ。私はプロデューサーとして、ミュージシャンの音楽がどうやったら多くの人に聴いてもらえるのかを考えているだけです。でも、やりたい音楽でなかったらそれは届かないんじゃないかな」と、けっこうまじめに答えていました。
さらっとラジオで聞くには勿体ないくらい興味深い話でゃないですか?
ヒットを連発している人の言葉の重さもあります。