デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

大事な仕事は忙しい人に頼め

昨日の記事とちょっと関係あるかもしれません。普段からよく言っていたり聞いたりすることば「忙しい」について…。

忙しいとは何か?

心を亡くすると書いて「忙」。漢字というのは実によくできているなあと最近富に思います。ついでにいえば「忙殺」という言葉もあるくらいで、「やることが多すぎて何も考えられなくなる状態」を示しているのか?と思いました。語源はわかりませんので忙しくない方は、お近くの言語学者にお聞きください。

ただ、ここで出てくるのは「やることが多い状態」が果たして悪いことなのか?という疑問です。

私も会社に入って数十年、「人は暇になるとロクなことは考えない」と言う真理を肌で感じてきましたし、自分も仕事がたくさん入っているときのほうがいいアイデアが出たりします。「忙殺」されていると感じるのは単純作業に追われているときなのかな。

 

大事な仕事は忙しい人に頼め

話がややこしくなってきました。

たぶん、「俺、忙しいんだ」と言っていたり、オーラを出している人は「作業に追われている人」なのです。そういう人は苦手ですし、気の毒ですし、仕事を頼もうとは思いません。

本当に仕事ができる人は、たくさんの業務を涼しい顔でこなしている人。あとで、「めっちゃ仕事持ってたんですね」と驚くことがあります。できればこういう人と仕事したいものですね。

こういう人は作業に忙殺されない術をもっていますし、業務の幅が広いのでいろんなことに精通しています。それでいて当事者意識を持っているので責任をもって完遂する。最高ですね。だから「大事な仕事は忙しい人に頼め」となるわけです。

 

仕事ができる人は忙しい

しかし、だいたい仕事って「できる人」のところに集まりますよね。

そういう人は「なんでも受ける」ことはなくて、「それは自分がやるべきか?」を吟味していることが多い気がします。だから依頼する側も本気でお願いするし、きちんと段取りも組みます。

なるほど、いつも好循環でいい仕事につながる確率が高いわけです。

こういう人と仕事がしたいのなら、自分がそういう人になるのが近道なんだな。

精進します。いやホントに。