前に「悪目立ち」について書いたから、その逆も書こう。最近「高見え」って言うじゃないですか。主に女性が洋服を選ぶ時に発する言葉ですよ。
ん?ちょっと待った。どうして高く見えるといいんだ?「メリットは?」と思わず聞きたくなってさ。うるさくてゴメンね。
この話はけっこう深いような気がする。
社会の中で生きていく限りは人と関わり合っていかなくちゃならない。「どう見られているか」「どんな人に見られたいか」それがファッションの基本だということは前に書いた。
そして「高見え」。これは願望として「お金持ち」に分類されたがっているということなんだろう。裏を返せばコンプレックスなのかな。
ほんとのお金持ちはユニクロ着てても平気だつたりするしねえ。そうでなくても「高見え」は考えてないな。願望と現実にはちょっとしたズレがあるんだ。
私にもコンプレックスはある。例えば英語を話せるようになりたいと何度も思ったし、本も買ったけどうまくいかなかった。気づいたのは
「賢く見せようととする気持ちがじゃまなんだ」ということ。語彙より文法より、とにかく人と話すことが大事なんだよなあ。
そう。自分も「高見え」にこだわっていた一人だったんだというお話。