デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

今週のお題「試験の思い出」

今週のお題「試験の思い出」

試験か…。もうちょっと勉強出来たら、いい思い出がいっぱいあったんだろうな。

でも、決して試験が嫌いというワケでもないのです。どちらかというと、日々コツコツと汗を流してやる勉強よりも、真っ白な答案用紙に対峙するあの瞬間は意外と好きかも。出来不出来は別としてね。

特に全国模試みたいな、大勢の生徒が横一線で同じ問題に取り組むあのシステムは「すごいかっこいい」とか思っていました。

私が一所懸命に勉強する理由は、もちろん志望校に入るという目的もありますが、目の前の試験で気持ちよく答案を書きこむためだったのかもしれません。

 

試験の戦略

いわゆるエリートでない私の書くことなので何の参考にもなりませんが、一応自分なりに戦略を立てて勉強に取り組んでいたことを思い出しました。

もともと自分がそれほど頭がいいとは思っていないので、まず100点を狙うのは現実的ではない。それよりも「全科目でそこそこの点数をクリアして内申点を上げていこう」という考えでした。今思い出すと「オイオイ、それでいいのか?」という浅はかさですが、学習塾にも行っていなかった地方中学生の精一杯の戦略です。

で、85点を獲るための疑似テストを自分で作っていました。へんにディテールに凝ったりして、本物っぽいテストが出来上がります。

なんだか、このころから今の職業につながっている「癖」みたいなものがありますね。やがて勉強よりもテストづくりに夢中になったりして。クラスで一番の秀才君に見せたら「これ、すごくいいね。ちょっと貸して」と言われて、いい気分になったり。

うん、こりゃダメだなあと今書いていて自分のダメさがわかってきます。

 

学校って面白かったなあ

でも、今思い返して気づくのは、試験や勉強のためだけに学校はあるんじゃないということです。もちろん、その中心には勉学やスポーツがあるのでしょうけど、それをとりまくものの中に「大事ななにか」がたっぷり含まれているんだと。特に勉強には適度(ときに過度な)なストレスが内包されているから、耐性も身につきますし。

なにより、隣の席の級友と一緒に悩んだり、拙い戦略をあみだしたり、そういう思い出は今でも財産なんだと思います。