特になにかがあったわけではないのですが、「出口戦略」って必要だなと思いました。
「何かを始めること」についてはすごくポジティブなイメージがあるので、誰もが気持ちよく賛同してくれます。
そして「続けること」もたいへん尊いこととしてとらえられます。「三日坊主はけしからん」とね。
でも、「始めること」「続けること」と同じくらい「やめること」も重要な要素なのでは…。不意にそう思ったのですね。
案外難しいですよ、やめるの。特に今のような時代に「続けてきたことをやめる」のは周りからの反応が気になったり、疎遠になったりするような気がして。
あと、「負けた感」があるんです。なにかをやめるときには。そんな気持ちになったことはありませんか?
だからかな、英断という言葉は「やめるとき」にこそふさわしいと思います。
会社での仕事もそうです。
「何かを始める」ことは上席の評価が高い。なにより希望にあふれているし、能動的な社員を評価する傾向があるのは確かです。アイデアを出したという部分でも特異性があるし「よし、やってみろ」といいやすいのでしょうね、すごく単純なところで。
でも本当にパワーが要るのは「やめるとき」です。リスクが高いとか、このまま続ける意味がないとか理由はいろいろですが、一番は「限られたリソース(人や金)をこれ以上割けない」が一番大きいと思いますね。何かを始めるには何かをやめなきゃいけない。これはもう物理的なお話なのです。
企業には新陳代謝が不可欠です。ずっと同じことをやって存続できる業種は少ないんじゃないでしょうか。
日々のタスクもしかり。
普段の業務だってそうですね。私も毎日のように「To Do List」(やることリスト)を作っています。これはこれで大事なのですが、在宅の今こそ「やらないことリスト」が必要だと考えています。日々のルーティンの中で不要なものを削ることが、本来の仕事への集中力を高めるし疲労を軽減できるはずです。
例えばこんな「やらないこと」…
●来たメールをすべて読む
●探し物(これは整理整頓の裏返し)
●SNSのチェック
●根を詰めた作業(合理化&適度な休憩)
●連絡メール・チャットに時間をかける(電話のほうが早いことも)
こんなところでしょうか。
調べたら、こんな本が出ていましたよ。
実行あるのみ
リストを作ってもやらなければ意味がありません。
まだ思いつきですが、これもやっているうちに変化していくのでしょうね。なんとなく、うまくいったときには達成感があるような気がしてきました。早速来週から初めててみます。
では。
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