デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

Pinterestの意外な使い方

最近テレビでもCM始めましたね、Pinteresst。

「ピンピンピン、ピンタレスト♪」中条あやみピンタレストの枠の中に入って、おしゃれでリア充な暮らしを表現しています。

「ドンドンドン、ドンキ、ドン・キホーテ♪」ではありません。お間違いなきよう。

 

実は私、もうピンタレスト歴5年くらいになります。

ご存知の方が多いと思いますが、説明しますね。

 

Pinterestとは

アメリカ発祥の写真共有サービスで、アプリウェブサイトによってピンボード風の画面を提供してくれます。ユーザーはイベント・関心事・趣味などテーマ別の画像コレクションを作成・管理することができ、また他のユーザーが作成したピンボードを閲覧して自身のコレクションに加えたり、「好み」の写真として画像を「リピン」することもできるというモノです。

https://www.pinterest.jp/business/hub/

 

私は仕事用に使っています。

一応SNSというくくりになるのでしょうね。私は完全に仕事用に使っています。

グラフィックデザイン(おもに紙媒体)の仕事をしていますので、例えば無農薬野菜を販売すためのDMを作りたいときは「野菜 DM オーガニック」みたいな感じで検索すると、関連した画像が一覧で見られます。

例えば、ちょっと変わったDMが見たいなと検索すると…

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こんな感じです。

一つ一つがピンでとめてあるように見えるのでピンタレスト。写真の角が丸くなっているのが見やすくていいです。

いいアイデアを見つけて、そこからまた派生版をいくつか探して…を繰り返してよりよいアイデアを見つける方法も有効です。

 

で、何がすごいかっていうと写真のクオリティがめちゃめちゃ高いのです。画質ではなくてセンスの話です。どういう検索エンジンやしくみを使っているんだろうと不思議になるくらいなんです。

とにかくおしゃれで、かわいくて、スタイリッシュな画像しかありません。アカウントの作成が必要ですが、無料で使えますので一度試してみるといいかもしれません。けっこうはまりますよ。

グーグル検索も便利なのですが、なにかコンセプトが違う感じです。

あまりの便利さにピンタレストを使いすぎるとデザイナーの実力が低下するという意見も出てくるほどなんです。頭で考えなくなるからという理由ですね。

 

例えばこんな使い方も

もちろん、SNSとして使ってもいいと思います(私は正直よくわかりません)。

Twitterが文字ベースでのコミュニケーションであれば、Pinterestは画像ベース。理屈としてはアリです。ただし他人の画像をピンして使っていくので、その是非について意見が分かれるところでもあります。

前にも述べたように私は仕事の画像検索(ストック)でのみ使っており、「DM」「会社案内」「WEB」「パンフレット」「イラスト」などのカテゴリーでボードを作っています。

その中に「PHOTO」というボードがあるのですが、一時期、女性の写真で埋め尽くされたことがありました。

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自分の好みが無意識に出てしまう

これは後から思ったことですが、明らかに自分の性癖や好みが反映されてしまうのです。こう言うとなんだか悪いことのようですが、自分の好みって案外気づいていないので新しい発見があります。大きなメリットですね。

デザインは究極的にいうと「いかに感じさせるか」ということなので、感情に訴える表情やファッションがどういうものかが客観的に見えてくるのはありがたいことなのです。

ボードを見ると、ちょっとお恥ずかしいですがなんとなく自分の好きなタイプかなと。

女子社員にも「羊さん(私)、ショートカットの女の子が好きなんですね」と言われて、画面を手で隠したりして。

 

あ、誤解なきよう言っておきますが、完全に私のタイプではありませんよ。やはり広告なので美的なラインは当然狙っています。

私のタイプはもっとポッチャリさんなので。すみません、蛇足でした。