デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

コピーを語ろう TOKIOネスカフェゴールドブレンドCM

コーヒーでも飲みながらまったりと読んでくださいね。

ダバダ~(♪’高音で) という女性の歌声を聞くとコーヒーが飲みたくなります。それはもうパブロフの犬くらいの効果です。(前にも書いたな、パブロフの犬。そんなに好きか?)

このCMが流れ始めたのは1970年代。ずいぶん長いこと同じフレームでCMをやっているもので、前出の「CMでコーヒーが飲みたくなる」までいくにはこれくらいやらないとダメなのかな。まさに継続は力なりです。私の記憶に深く残っているのは、遠藤周作宮本亜門かな。

 

ゴールドブレンドの歴史を一応載せておきましょう。

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よく観察すると、パッケージデザインも、同じイメージを踏襲しています。

で、ここで語りたいのはキャッチコピー。

1970年代

「違いがわかる男の~」

80~90年代

「上質を知る人の~」

2000年代

「違いを楽しむ人の~」

それぞれに、社会の趨勢を反映していて面白いのです。

相対的な価値→本質的な価値→個別の価値といったところか。

でもひとまわり回って最初のコピーに戻ったらそれはそれでいいなと思います。今だと「男」というところで「男女差別だ」と言われそうですが、そういう意味じゃなく「男=愚直で不器用な存在」という意味ならいいんじゃないかな?あ、やっぱダメか。

で、今やってるTOKIOのCMが

「違いをつくる人の~」

まあ、これはTOKIOバージョンで単発だとは思いますが。TOKIOも会社化してがんばっていますね。でもこのコピーは少々手垢にまみれた感があります。

 

これからも続くゴールドブレンド

いつの時代も、ライバルはいたはずです。他社のインスタント、缶コーヒー、コンビニの100円コーヒー、スタバ・タリーズのおしゃれ系。私が今最も愛飲しているのはドトールのドリップです。マツキヨとかで売ってるの。コスパと味のバランスがいいし、煎れている間の時間が薫り高くて好きなんです。

でも、ときどきゴールドブレンドも飲みます。なんだかんだ言って便利ですから。

余談ですが、蓋の紙をどうするか迷ったことありませんか?豪快にはがす漢らしさを演出するのもいいですが、香りを維持するには渕を残して穴をあける方法がいいそうですよ。では。

 

よかったら併せてどうぞ。

 

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