たぶん、7割の人がアッチのPPAPをイメージしたかと思います。
「ペン、パイナッポー、アッポー、ペン」ではなく、メールで機密データを送るときのセキュリティのお話。
①メールにパスワード付きのzipファイルを添付して送り、②そのパスワードを次のメールで送ります。③送られた人は、パスワードを入れてZIPファイルを開きます。
今、ググったらこちらのほうが上位にありました。
なぜPPAPか?
Password付きZIPファイルを送ってから
Passwordを送る、
Angoka(暗号化)の
Protocol(プロトコル)
というわけです。絶対ピコ太郎に寄せていますね。まあ、覚えやすくて便利なんですけど。いきなりAngoukaって、ローマ字入ってるし…。
使っていますか?PPAP
お客様に守秘義務のあるデータを送る職種の方は、使っていることと思います。私の記憶が確かなら、ここ10年くらいで定着したかと思っています。
もう当たり前みたいになっていて、これをやらないと「ちょっと危機感のない会社」と見られる傾向がありますね。ただ、メール添付を頻繁におこなうような仕事だとけっこう面倒なんです。営業経由で送る場合、これを営業も繰り返すので時間のロスにも繋がるし。
廃止の方向にあるみたい
このPPAP、あまりセキュリティの対策になっていないということが判明し、中央官庁では去年廃止になったようです。
まあ、同一経路のメールを使うわけですから悪意を持って内容を盗もうとする相手には効き目がないことは私にもわかります。「これで大丈夫」と油断に繋がることが最も危険なのかもしれない。民間でも廃止の動きはあるようです。
これからどうする?
面倒なことが廃止されるのはいいんですが、ではこれからどうするのですかねセキュリティ?PPAPの大きな利点は、「ファイルを受け取った相手が何かの間違えで転送しても、開けなくする」ことだと思います。このあたりのミスを未然に防ぐことができればいいワケで、気を付けるのは当然としても人のやることだからなあ。
たぶん、これはこれで新たなソフトを開発しているのだと思います。安全かつ便利になるといいなあと思いますね。
よかったらあわせてどうぞ。