いやあ、年の瀬ですねえ。あと2日で仕事納めですよ。
その割には未着手の案件がいっぱいあるのはどういうわけか。
(答)年末はね。お客様も仕事をデザイナーに任せてスッキリした気分でお休みを迎えたいんだよ。締め切りを年始早々にしておけば無駄もないしね。
そうか、なるへそ。では良いお年を。って私たちに休みはないのか~!
まあ愚痴はこれくらいにして、ホントに風邪などひかないように楽しい休みにしてくださいね。
もはや残り少ない2021年。なるべく笑って年越しできるような明るい話題にしていきたいと思わなくもない気分であること申し上げる所存なのです。
レノアリセットの罪
これ、大好きで何回観ても目が釘付けになります。
「え?羊さんこういうバカバカしいのが好きなの?」と言われそうですが、その通りなんです。こういうバカバカしいのが面白いし、実は作るのも難しいと思うのです。
このCMを観るたびに、「どうやって思いついたんだろう?」と考えてしまうのは職業病かもしれません。
「無人島に一つだけ持っていくとしたら何にする?」
というのは昔からある、たわいない話題の一つですよね。最後の晩餐をなににすべきか?と双璧を成すくらい。なんとなくこのあたりがきっかけになっているのではないかと想像しています。
無人島でなくても一泊旅行でもいい。限られたものの中で何を持っていくかで、その人の「大事にしているもの」が浮き彫りになるのかと。
いま、私たち消費者の中で求められているのが「ピンシャキ」感なのではということなのです。家庭の洗濯機でピンシャキのシャツやパンツが実現できて、清潔感が維持できるというのはスポンサー(P&G)が最もいいたいことです。
これを逆説的に表現したのがこの「レノアリセットの罪」。
まず、映画でよくある髭ぼうぼうでボロボロの着衣をまとうイメージからの違和感。
無人島で半年暮らした人がピンシャキなわけないだろう。しわ伸ばしすぎ~。ついでに言うと肌も色白つるつるで妙にさっぱりしてる。ツッコミどころ満載。ロケ現場に洗濯機がある不自然も見逃してしまいそう。
そんなすべてを含めて「愛すべきCM」に仕上がっているのは、滝藤賢一の演技もありますがやはり企画のおもしろさではないかなと考えています。
これは「無人島編」ですが、ほかにもシリーズがあったら楽しみだな。ピンシャキが邪魔になる場面ってどんなんだろう?ちょっと考えてみよう。
みなさんはどう思ってこのCMを見ているのかな?
よかったら併せてどうぞ。