この記事を書くのは今しかない
前から気になっていました、マネードクター。よくある劇中劇の構造のCMではあります。
ただ、シリーズで続いていてここまでしつこくやってるのはあまりないでしょうね。
で、一つのピークを迎えつつあります。「機は熟した」です。
ジャニーズアイドルのことを書くのは初めてですが、自分でも「らしくないな」と思います。まあ、テーマがCMですし、あくまでも構造的なことがメインなのでお許しを。
そもそもKAT-TUNが保険のCMって
彼らのヒット曲にして代表曲は満場一致で「REAL FACE」でしょう。というか他を知りません。これは世間一般の声としてもいいんじゃないかな?KAT-TUNのメンバーがピンで出てるときも、グループのことを言及するシーンではまずこれがかかるもの。
「ギリギリで生きていたいから♪」という彼らが保険FPのCM。
「ぜんぜんギリギリじゃないじゃん。
めっちゃ保険かけてるじゃん」
「いや、保険斡旋してるし」
というツッコミが聞こえてきそう。抜擢理由はこの違和感というか矛盾の面白さが記憶に残るからでしょう。なかなかいい着眼点です。
しれっとした演技がリアル(笑)
思えば「REAL FACE」からもう何年もたっているわけで、本人たちもこなれてきているわけです。歌の世界はフィクションですから、ファンもそこを承知なんでしょうね。
ちょっとロックなイメージ(偶像)と現実社会で生きてる彼ら(リアル)。そこをしれっと演技できるのは、この世界(芸能界)でベテランになったということなのだと。
社長サンがちょっとステレオタイプですが、ここは落としどころなのでこれでOKです。まあ、最近は見ないですけどねえ。こういう社長サン。
一回り回って…
でもここまで突き抜けられたのは快挙だと拍手を送りたいです。KAT-TUNにもCMプランナーにも。自虐もあるレベルを超えるとロックなんじゃないかと。
こういうCMって、ハンパにやるとすごく白けた感じになりがちなんです。そこをキッチリしたクオリティで本気でやるから面白さが醸成されます。
この曲は彼らのナンバーとして販売されることはないでしょうが、コンサートとかではやりそうですね。そういうのもアーティストとして奥行きが出てよいのではないかなと思います。
では。
よかったら併せてどうぞ。