不器用です。
デザイナーというと「手先が器用なんですね」と今でもたまに言われますが、そんなことはありません。ほとんどの工程がパソコンによる作業に置き換えられて、細かな手先の作業はプレゼン用のモックアップ(疑似模型)をつくる時くらいになりました。もともとあまり器用でなかった私にはよい変化だったかもしれませんが。
あ、そんなことを言うつもりではなくてスマホによる撮影が下手だなあと、自分にあきれることが多々ありますという話。
自撮りとか、まったくうまくできません。娘なんかは撮っている回数も多いせいかかなりいい構図を素早く作れます。被写体が1人でも3人でもそれなりにできるのは素直にすごいなと。まあ、あまり「自撮りがうまくなりたいなあ」と思わないので、上達しないのも納得なんですけれど。
無作為にシャッターを押してしまう
あと、押すつもりのないところでシャッターを押していることがあります。
写真フォルダの中に自分の足元の写真や、道路や床の写真が点在していたりします。「あれ?これいつ撮ったんだろう」と思いますが、たまに「ん?これおもしろいな」というのもあったり。
みうらじゅん氏の著作で、観光地で売っている絵葉書セットの中の「なんじゃこれ」的なものを集めた「カスハガ」という本を思い出します。
恥ずかしいけどそんな写真の一部を公開します。
いつ、どこで撮ったのか?わからないし、また制作意図もないためコメントが非常にしづらいです。
なので写真を載せて第三者的な感想を述べます。
タイトル「買い物かご」
微妙に生活感があるのですが、ブレたピントがうまく隠しています。構図もなかなかおもしろい。意図して撮ったものよりいいんじゃない?
文庫本の表紙とかに使えそうですね。
タイトル「食べかけのサラダ」
食べ物の撮影は案外難しいですよね。これは、「美味しそうに撮ろう」という邪念がないので、なんだか自然な食の感じです。
タイトル「スタジオ機材」
これはスマホの試し撮りみたいに撮ったもの。よく見ると撮影している私が映っています。景色の映り込みと機材のごちゃごちゃ感がカオスな感じですね。
これはこれでおもしろい
当然ながらあまり褒められたものじゃありませんが、まとめてみると案外おもしろいなあと思いました。捨てずにとっておいてよかったかな。