電通報というサイトで気になる記事を見つけました。
SNSでバズった商品が発売後すぐに完売する。そんな「バズ消費」が、特にコスメ・ファッションカテゴリーにおいて、Z世代女子(1990年代後半から2010年代前半生まれの女性)を中心に社会現象となっているそうな。
そうか。消費の在り方も変わっているのですね。Z世代といえば私の娘よりも下の世代。見た目や他人の評価が気になるのはなんとなくわかるし、そういう気持ちも大切だなと思います。
売り切れがこわい
あと特徴的なのが「売り切れがこわい」という感情。これもSNSによる操作があるのでしょう。あえて品薄感を出すメーカー、有名タレントが使用しているような情報に踊らされる姿が想像できます。
この「売り切れがこわい」、そういえば私たちも記憶に新しいできごとがありました。コロナ禍による物資の供給不足です。マスク、体温計、ミネラルウォーター…。次々にブームのように品切れが発生し、生活を脅かしていたあの頃。マスコミもよせばいいのにスーパーの空になった棚を映すものだから、一般市民は煽られっぱなしでしたよね。
わが家もご多分に漏れず、都内のドラッグストアを見て回ったり1枚100円もする紙マスクを有難がって買ったりしていました。それでもあまりパニックにならず、どちらかというとレジャーの延長(宝探しみたいな)のようだったのが救いです。
Z世代女子も、もしかしたらあの経験が影響しているのかもしれません。
「あなたが欲しいもの」はなくならない
コロナ禍で、私個人は「いつか供給が追い付く」というのはわかっていました。それでも”宝探し”に奔走したのは、家族との温度差を出さないためです。
私はミニマリストではありませんが、モノをストックするのも好きではありません。「現状の中でいかに無理なく暮らしていけるか」を考えるのが自然な姿だと思うし、物資が潤沢にあるからこその「欲しいもの」もあるはずなんです。
妻は私とは考え方が違うので、「何が必要になるかわからない」といろんなものを貯め込んでいますね。それも家族を守るためにやっているのだと好意的に考えるようにはしています。
でも基本的には「欲しいもの」ってそんなに簡単にはなくならないですよ、今の日本では。それに「欲しいもの」ってどんどん変わっていくものですしね。