デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

ジャニーズとお笑いの相性

いつからだろう?ジャニーズのアイドルが「お笑い」に足を踏み入れたのは。

私の記憶が確かなら、たぶんその先駆けは「SMAP×SMAP]だと思います。

当時そりゃ話題になったもの。私と同世代のすでに中年の域に入ったオジサンも、「スマスマ」見た?なんて訳知り顔で話していた記憶があるなあ。

私個人としてはまったく面白いとは思いませんでした。特に彼らのコントと呼ばれるものに、モヤモヤした違和感を感じていたのだと。

アイドルがどれだけ奇抜なメイクをしても、おどけた行動をしたって、その下には「かっこいい」というベースがある。なんだか予定調和なんですよね。「痛み」がない。

 

まあ、当時は画期的だったことは認めます。でも、「笑い」って認めるものじゃないから。

さんざん気さくで可笑しいコントやバラエティーを演じたあとで、「ではかっちょいい歌とダンスをお楽しみください」って言われてもなあ。

かっこいいものはかっこいい人が、可笑しいものはそれ風の人がやるから腑に落ちるワケで、同じ人がやれば矛盾として固まる。適性ってやつですね。

まあ、二枚目からにじみ出る可笑しさみたいなものは好きなんですけどね。コントみたいなことではありません。

 

SMAP×SMAP]の放送開始から27年くらい経つのですね。

すでにバラエティーといえばジャニーズが欠かせない状況となりました。ジャニーズとお笑いのセットもすっかり馴染んで、違和感もなにもない。これは先駆者SMAPの偉業かもしれませんね。解散後もCMなんかに引っ張りだこなのは「なんでだろう?」と思うこともありますが、「あの恩恵をみんなが忘れてないよ」ということなんだろうな。

あと、単なる二枚目やダンスのうまさってつぶしが効かないというか、年取ったらどうするの?って問題もあるんでしょう。そういう雇用の問題もクリアするための「お笑い」。芸人さんはどう思っているのかな。