私が緊張症なのは、前の記事で書きました。
しかし、いつでも誰にでもというワケではありません。
「いつ」で言えば、初対面のときはだいたい緊張というか舞い上がってしまう感じはあります。普通に話しているように見えますが、あまり深く考えていません。
そして今日は「誰に」会った時に緊張するかということをお話しましょう。
モノづくりをする人
まず、間違いなく緊張します。その大変さをわかっているつもりだし、何よりも尊敬しているから。逆に、相手がモノづくりではない職業の場合はあまり緊張していません。どんなセールスの達人でも有名大学で教鞭をとる教授でも。
一方、モノづくりの方はそれがWEBデザインであれ、ガラス細工であれ、音楽であれ例外なく緊張しますね。(あ、ガラス細工職人はお会いしたことことないや。すみません嘘でした。)
私が頻繁にお目にかかるのはフォトグラファー。カメラマンといったほうがわかりやすいかもしれません。なぜかかっこいいんですよ、カメラマンって。
たまたまかもしれませんが、今までお会いしたカメラマンは足が長くてやせ型でスリムのジーパンが似合う人が多かった。中には60代後半の方もみえますが、男の私が見てもかっこいい。一緒に現場にいた女子社員も「かっこいいですねえ」とため息をついていましたが。
で、意外と寡黙な方が多いです。女性モデルを撮るときはけっこう話しかけますが、のべつ話している訳ではないのですね。デザイナーの私と一緒に絵作りをしてくれる共同制作者という立場で、いつも最適な材料を提示する努力を惜しみません。
職人的な撮影の技術と、現場での柔軟な思考。それらを持ち合わせている彼らの前に立つとやはり「こんなスゴイ人に時間をとってもらってる」ことに恐縮するのでしょう。
彼らも緊張していた
撮影ってけっこう空き時間や待ち時間があります。そんな時、正直に話してみたのですね。
「カメラマンさんと仕事するのはすごく楽しいけど、緊張しますね」
「いや、私もデザイナーさんと現場にいると同じく緊張してますよ」
そうかー。なんだかそれを聞いてからちょっと緊張の虫が小さくなったような気がします。自分にできないことをやっている人には、なんとなく畏敬の念を持ってしまうものなのかもしれません。イラストレーターでもそうですね。私もイラストは描きますが、プロのイラストレーターはやはり次元が違いますから。
そういう意味では、私も人に緊張されるようなデザイナーになれたら本物なのかもしれませんね。
忙しそうな人
あと、これは緊張とはちょっと違うけど「忙しそうな人」はなんか苦手です。イヤ、本当に忙しいのでしょうけど、あまりそれを前面に出されると委縮します。それって、本人にとっていいことなのかな?
この件に関しては、私としては勝手に反面教師とさせていただいています。どんなに忙しくても、あまり顔に出さないようにしているのはそのためです。