デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

人と人の距離感を考えてみます

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人と人がいれば、くっついていない限り距離が生じるわけでして。

そこには「物理的な距離」と「心理的な距離」があります。この二つ、じつは密接な関係にあるようなのです。初対面や「ちょっとイヤだな」という人には、気持ちだけでなく物理的にも距離を置きたくなりませんか?

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たとえば、エレベーターに知らない人(もしくはちょっとイヤな人)と乗り合わせることはしょっちゅうありますが、こういう避けられない距離というのも存在します。

満員電車もそうですね。困ったものですが、都会で暮らしている人は甘んじて受け入れるしかありません。

 

具体的にはこのくらい

相手との距離をパーソナルスペースといいます。心理的な距離によって決まりますが、初対面の人と安心して話せるのはだいたい120センチ以上。「社会距離」とも呼ばれ、相手に不快感を与えにくい距離です。

それが、打ち解けて親しくなってくると距離は縮まります。仮に「親密距離」と名付けましょう。キチンと話ができる、これが45センチ。

f:id:hitsuji360:20211110084632j:plain「近っ」と思う人もいれば「あれ、そんなもの?」という人もいるでしょう。

どちらにしろ、「親密距離」を実現するには「心理的距離」が重要になってきます。

物理的な距離を縮めれば心理的な距離は近づきますし、「逆もまた真なり」です。このあたり、リアルな人の顔が思い浮かんだのでは?

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心理的な距離は、何センチ?では測れないですね。あいさつしたり、メールを送りあったり、いや古典的だけど手書きのメッセージなんかは「心理的距離」を縮める効果が高いのかもしれませんよ。

 

恋愛もそうですね

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物理的距離、心理的距離といえば、恋愛につきものの考え方かも。

郷ひろみの名曲「よろしく哀愁」でも、言っています。

♪会えない時間が愛育てるのさ 目を閉じれば君がいる♪

そう、無理して距離を縮めたり相手にサービスするばかりじゃないのかもしれないです。あ、これは恋人になってからの話か。

やっぱり積極的に相手を喜ばすことに専念すべきなのでしょう。

 

さいごに

リモートワークやWEB会議ばかりになってくると、「人との距離」について考えることが多くなります。もともとがアナログ人間なので人恋しいという気持ちは人一倍ですし、そんな気持ちに今さら気づく自分がいたりします。

物理的距離がままならないときは、気持ちだけでも寄り添えるような挨拶や会話をデジタルなメディアで伝えたいなと。そんなふうに思います。

きちんとパーソナルスペースを守りながら、ですが。

 

では。