まだ買っていませんが、すごくいい絵本ですよね。
先日、本屋さんで立ち読みしてけっこうずっと読んでしまいました。
「いちばんの時間のむだってなんだと思う?」(ぼく)
「じぶんを誰かとくらべることだね」(モグラ)
「いちばん許すのがむずかしい相手は、自分なんだから」(モグラ)
「いちばん勇敢な言葉は?」(ぼく)
「たすけて」(馬)
このあたりが、よく印象に残ることばでしょうか?
あえて私の感想は書いていません。たぶん人によって感じ方は違うし、解釈も微妙に違ってくるのじゃないかしら。
でも、全体的に押しつけがましくなくて、ちょっとだけ気が楽になりました。
絵もファンシーじゃなくて私好みです。かわいいのはちょっとだけ苦手で。
「デッサンうまいな」というのは感じますね。うん、ベースがモノクロだから疲れないんだ…。前にも同じように絵本で感動したといえば、これかな。
これは、絵だけの絵本です。ストーリーも淡々と進みます。案外、残酷でやるせない物語なのに気持ちが落ち着く。不思議な本ですね。
絵本を手に取るとき
疲れているときに絵本を読む傾向がありますね、私。
そうか、知らないうちに疲れていたのですね、きっと。絵本に救われるとは思いませんでした。
そして「ぼく モグラ キツネ 馬」に戻るのですが、一番印象に残った言葉は、
「美しいものを見逃すな」
でした。
そうなんだよな。これはつい忘れそうになるけど、忘れちゃいけない。
新しいとか、豪華だとか、面白いものに目が行きがちだけど…。美しいものを見逃さないように、ていねいに暮らしたいと思います。