本当は昨日書くつもりだったこの記事、松田聖子の歌番組出演で急きょ後倒しとなりました。まだ感動の余韻があるうちに書いておきますね。
東京は中央区、八丁堀。ひっそりとした佇まいのとんかつの店「山城屋」の前に来ております。もちろんこの記事は食べ終わった後に書いているのですが、盛り上げるために時系列に構成しました。ご了承ください。
「グルメリポートは店に入る前から始まっている」これはある哲学者が言っていたことですが、店の前に立っただけで「もうすでにおいしい」。
あ、ちなみに哲学者って私です。
どの店もそうですが、メニューって迷いますよね。
とんかつ屋なら、ロースにしようか、ヒレかつにしようか、いや変化球でエビフライもいいぞ、季節的に牡蠣フライも…、いっそミックスフライはどうだ?などなど。
このように店の外にメニューがあるのは優柔不断な私には助かります。
(すみません。メニューが裏でした。あとで差し替えます。)
実はこの店、何度も足を運んでいるので王道のロース・ヒレは実食済みです。オススメというか名物は、「特製かつ丼」です。なぜか定食よりも50円高い1050円ですが、これ目当てで来るお客さんも多い。かつ丼といえば玉ねぎが一般的ですが山城屋はキャベツを使っているのが特徴なんです。
さあ、店に入ってみましょう。ちょっと店内の写真が足りませんが、なかなか趣があるとんかつ屋です。余計なものがなく、それでいてシンプルすぎない。心置きなくとんかつと対峙できる環境です。店内はけっこう広くて机が離れており感染対策もばっちりです。
ああ、この甘口と辛口のソースがならぶ風景。定番ですが食欲をそそります。
私が頼んだのは、ど定番「ロースかつ定食」1000円。シンプルです。
かつとご飯と味噌汁の黄金のトライアングル。少しだけ添えたお漬物もあります。
味噌汁はしじみでした。うれしい。
個人的に赤味噌が好みですが、わがままは言いません。
お盆に載せないのがこの店のスタイルで、これも雰囲気あっていいですね。
揚げたてです。あたりまえか。
これは最近仕入れた知識ですが、とんかつは幅の広い真ん中から食べるのが正解なようです。
トンカツを揚げる中で、周りから温度が上がってき、真ん中の分厚い肉の中心に熱が通ったところで丁度揚げ終えるとのこと。つまり、出来立てのトンカツは真ん中が最も美味しく仕上がっている状態とのことでした。
あと、こんな興味深い記事もありました。
さあ、豆知識はそのくらいでいただきます。
ーー実食ーー
なんのひねりもありません。定番中の定番です。
だから、ごまかしが効かないのです。
肉質のよさやちょうどよい揚げ具合がダイレクトに伝わってきます。やっぱり、最初に訪れた人にはロースかつがオススメかな。うん。
満腹感よりも満足感が上回る、ほんとうに美味しいとんかつ屋さんです。
八丁堀は私にとって想い出深い街です。転勤で来た初めての東京がここですから。
でも、新宿でもなく五反田でもなく八丁堀でよかったな。下町風情が残る「いい街並み」が味わえるし、実際おいしいものも多いのです。オッサン好みで渋いですね。
「和田や」という魚の定食屋や、「宮川」という唐揚げのお店も絶品。またリポートします。
とりあえずは「山城屋」から。お近くにお越しの際にはぜひどうぞ。
r.gnavi.co.jp
よかったらあわせてどうぞ。