デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

新しいiMacが欲しい

どうですか?お客さん、新しいiMacですよ!

 

 

 

 

久々に私の物欲が刺激されました。

まずテレビCMでテンション爆上がり。初代iMacをオマージュしたカラーバリエーションとCMの作り方が、もう涙モノです。

アンミカさんもきっと言ってます。「ええやん、これ」。知らんけど。

 

 

 

MACを語るには、私のMac遍歴をお見せせねばなりません。

出会いは会社でのⅡsi。

 



衝撃でした。だって、初めてのパソコンがこれですよ。

当時はMACは高級品で上司になかなかさわらせてもらえませんでした。

外部から先生が来て週一回教えてもらえるのですが、必要なことは全部MACを使うだけでわかってしまう。全部が全部「なんだこれは?」という体験です。ほとんどがマウス(それもひとつボタン)だけでできるシンプルさ。明解で概念的なアイコンという存在。これが私のマイファーストPCでよかったと素直に思えます。いや、PCとも思っていなかった。相棒って感じ。

 

これにはまって、自分で買ったのがLC630。

 

このころには会社で、Power MACを 使っていたので性能で劣るこのマシンにはそれほどはまることはなく、ちょっと部屋のインテリアになってしまいました。

まだ、インターネットが普及する前だったので、デザイン以外に使い道がなかったのもその原因かもしれません。

 

そして、今でも現役でがんばってくれているi BOOK G4.

 

ポリカーボネートのかわいいヤツです。筐体デザインは正直、今のMAC BOOKよりも好きですね。デザインだけ復刻しないかな。アップルはしないでしょうね。

 

同僚のT君は、冗談じゃなくMACに100万円くらいかけていました。お互い独身だったし、夢中になれるものがあるのは幸せなことです。MACにはそう思わせる「なにか」があるのです。

 

 

で、話は戻って新しいiMACです。

テレビで見たときは冒頭でも書いたように、本当にうれしかったんです。初代iMACのコンセプト(スティーブ・ジョブズ天才)を思い出させてくれたから。

うれしさでワクワクしながら、量販店で実物を見に行きました。

 

「え?」これが最初の感想です。

思ったよりもチープで期待したインパクトもありません。そりゃ、基本構造は一世代前のiMACと変わらないからしかたないけど…。でもねえ。 その時は肩を落としてとぼとぼ帰ったんですが、なぜかその存在は自分の中で大きくなっていきます。

 

「やっぱりこれ、いいんじゃない?」「部屋にあったら素敵じゃない?」そう思えてきたのです。そう、これはインパクト云々はないアノニマスな魅力にあふれたMACだったと気づいたのですね。

いやあ、いいですよ。リビングに置いたときの感じ(想像力!)。アップルマークを背面にもってきたのも、「前面だけじゃなく全体でMACなんだ」という意識が感じられます。そう、今度のiMACはどこから見てもよいのです。

 

色も最初は余計かなと思ったけれど、じんわりとその必要性がわかります。私は迷うけれど(スペックじゃなくデザインで迷うという贅沢さもいいね)、グリーンがいいな。なんか昔のソニーっぽいグリーン。

 

これ、欲しいぞ。と思います。モノとして。でもVAIOがあるしなあ。困ったなあ。