デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

飲食店のBGMについて

ちょっと音楽ネタが続いていますが、ひとつお付き合いを。

レストランやカフェって、「食べる」ことだけが目的ではないですよね。

レストランの語源がレスト(休む)から来ていることからも、憩いだったり談笑だったり気分転換を求めて使われる施設なんだと思います。

 

余談ですが、「レストラン」ってなんだか使うのが気恥ずかしい(おじさんっぽい)単語ですね。ま、他に言い方がないから「店」とか言っちゃいますが。

 

で、空間をよりよくするのがBGMなんです。そのはずなんですよ。

この間、同僚のA君とこんな話をしていました。

 

A君

「飲食店のBGMって味のハードルを上げますよね」

 

「?」

 

A君

「ほら、味がたいしたことない店でジャズとかかかってるとこれは美味しいんじゃないかって期待値が上がってしまって、食べてがっかりする、みたいな」

 

「ああ、それはあるな。逆にテキトーなJ-POPが流れてるとハードルが上がらないぶん、美味しく感じられることはある」

 

A君

「そうなんすよね。だからといってあんまりへんなBGMだと店出たくなるけど」

 

 

そう、A君の言う通りBGMは味をも左右する恐ろしいものなんです(大げさ)。

逆にカフェなんかで、あまりにもセンスのいいBGMが流れてると気持ちよくてご飯がおいしく感じられることも。思わず店のおねえさんに「このCDなに?」って聞いたことあります。あと、地味な曲をカフェで聴いて、その良さを再発見した時には選曲者のセンスに脱帽ですね。例えばこれ。代官山のもうなくなっちゃったカフェでかかっていました。


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ほかにも、八重洲地下街の「アロマ」という喫茶店(モーニングのパンの焼き加減が最高、なんどもコーヒーを入れに来てくれる)がBGMが秀逸です。コーヒーの味と店の雰囲気にマッチした80年代ロック&ポップス。マニアックじゃない王道なところがいい。「パワーオブラブ」「カーマはきまぐれ」「ビリージーン」など、普通に気持ちいいしこれはこれで大好きです。