デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

2021年ヒット商品ランキング

日経トレンディが選んだベスト30が発表されました。

あなたが体験したり、生活に関係しているものはどのくらいありますか?

私は10個くらいかなあ。それも食べ物関係ばかり…。だめだこりゃ。

もっと時代の波にRide Onしなくっちゃ。

 

【1位】TikTok売れ

短尺動画サイトが利用者1000万を突破し、最強の動画コマースサービスに進化。グミから高級車まで、あらゆるモノが売れた。

購入品を紹介する動画は、半年で再生回数が14億回を超えた

【2位】ウマ娘 プリティーダービー

競馬をテーマにした美少女系ゲームが累計1000万ダウンロード突破。競馬へのあくなき追究が支持を広げた。

 

【3位】シン・エヴァンゲリオン劇場版

新劇場版4部作がついに終結。公開延期も武器にしたマーケ戦略にファンが熱狂し、興行収入100億円を達成。

 

【4位】昭和・平成レトロブーム

50万個超えのレトロ食器、昭和風景の遊園地……。Z世代が「かっこいい」「かわいい」と肯定的に評価し、ブームが拡大した。

 

【5位】ahamo/povo/LINEMO

2021年3月の開始前から話題を呼び、大手3社合計で約300万契約を獲得した。競争でスマホ料金の低廉化が一気に進んだ。

 

【6位】マリトッツォ

ローマ発のシンプルスイーツを、大手企業やコンビニなどが商品化。アレンジ合戦にはテイクアウト寿司店も参入した。

山崎製パンのマリトッツォは、シリーズで約2900万個出荷

【7位】キリン一番搾り 糖質ゼロ

国内初となる「糖質ゼロ」ビールが、キリンビールの史上最速で累計2億本を達成。味と健康の両立を狙う人が飛びついた。

累計販売数は553万ケースに

【8位】BTS

韓流アイドルが国際化によって人気が加速し、ついにミリオンを記録。韓国ブームでは語れない“逆輸入”現象が起きた。

 

【9位】ピッコマ

定番漫画アプリの一つが、「縦読みフルカラー漫画」の強化で新規ファンを開拓。21年は7カ月で販売金額315億円を達成した。

 

【10位】Visaのタッチ決済

クレジットカードの非接触決済サービスが、対応カード発行枚数と対応店舗数をともに大きく伸ばした。結果、取引件数が1年で約5倍に急伸。

店舗で端末にタッチするだけで簡単に支払いが可能
 

【11位】カントリーマアム チョコまみれ

老舗クッキーブランドの新たなゆるキャラが購買層を若返らせた。ブランド累計で200億円の売り上げを見込む。

若者向けを狙った施策が見事にヒット

【12位】格安越境EC

韓国コスメ/ファッションの流行で若者の利用が加速。使い勝手を高め、利用者数1900万人を超えたサービスも登場した。

海外から格安商品を通販できるQoo10のサービス

【13位】アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶

泡が湧き出す缶を新開発し、缶ビールの可能性を広げた。動画サイトでも人気になるなど話題先行で即完売状態が今も続く。

発売直後に98万ケースが即完売
 

【14位】桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~

5年ぶりに登場した「桃鉄」の最新作が販売300万本を突破。親子や友人で一緒に遊びやすく、同シリーズ最大級のヒットに。

 

【15位】ファインバブルシャワーヘッド

油性インクを洗い落とす効果で人気となり2社で数十万台を販売。3万~4万円の高機能シャワー新市場が誕生した。

 

【16位】くちばし型マスク

韓国発のくちばしのような立体形状の不織布マスクが、しゃべりやすさとファッション性で人気に。マスクの新カテゴリーを創出した。

着けると鳥のくちばしのように見える立体形状が特徴
 

【17位】米化オートミール

古典的なシリアルであるオートミールが電子レンジで“お米”のように食べられると話題に。参入メーカーが相次いだ。

おにぎりなどアレンジもしやすい
 

【18位】ケイト リップモンスター

ユニークな色名で多色展開した口紅が、約4カ月で累計出荷数100万本突破。逆風のコスメ業界で異例のヒットとなった。

SNSで話題にしたくなるよう、「欲望の塊」「ラスボス」など、リップの色名に特徴
 

【19位】東京リベンジャーズ

SNSの話題づくりが興行収入44.6億円につながり、21年の実写映画トップに。原作漫画の累計発行部数もアニメ化、映画化で約4.4倍になった。

【20位】アリエール 除菌プラス ジェル

従来の衣料用液体洗剤では難しかった「除菌」ができる洗剤が、消費者の心をつかむ。700万本を出荷し、液体洗剤のトップ争いで優位に。

CMなどでは、衣類だけではなく洗濯槽の「菌の巣」も除菌できると訴求
 

【21位】Yogibo

ビーズソファなどのシリーズが、ステイホーム特需以降も続伸。売り上げ230億円規模で定番家具の仲間入りを果たした。

人の体がすっぽり収まる巨大なサイズも展開
 

【22位】BASE FOOD

栄養をバランスよく摂取できる完全栄養食が、甘い味のパンを追加したことで間食需要も獲得、累計1000万食を突破した。

味を立て続けに増やし、人気は急上昇
 

【23位】丸亀うどん弁当

女性や家族連れが支持し1200万食超を突破。てんぷら付きで税込み390円からと安く、店内で食べるより得だと評判に2カ月間だけで約31億円を売り上げた

 

【24位】VLOGCAM

Vlogに最適化し金額シェア1位。高コスパのカメラとしても好評で、スマホに押されがちだったカメラ市場の希望の星になった。

21年9月発売の「ZV-E10」も好調な滑り出し

【25位】シームレスせんマグ

ありそうでなかった、分解不要の“一体型栓”を新開発。不満が多かった洗い物の手間を減らし、計100万本を突破した。

シームレスせんに対応した、象印マホービンのステンレスマグ
 

【26位】後払い決済

EC拡大を追い風に1兆円市場に成長。「今買える」利便性を、クレジットカードを使わない若年層や主婦層などが支持した。

買い物ごとに請求書で払う「NP後払い」(左)と1カ月分の利用を翌月にまとめて払う「atone」(右)
 

【27位】ふしぎ駄菓子屋 銭天堂

NHKアニメ化で売れ行きが加速し、シリーズ累計の発行部数が350万を突破。大人目線の描写で親世代も引きつけた。

21年4月発刊の15巻の初版は異例の15万部
 
 

【28位】テレワークスーツ

オン/オフ兼用のおうち用スーツを大手が次々に販売し、数万着のヒットも。不況の紳士服業界の救世主に。

 

【29位】ザージーパイ

顔を隠すビッグサイズの「台湾唐揚げ」を扱う店の割合がこの1年で4倍以上に。大手外食チェーンやNBも商品化した。

人気の火付け役として知られる横濱炸鶏排のザージーパイ
 

【30位】ワクチンフィーバー

「約8割発熱」という副反応の説明で解熱剤が品薄に。記録に便利な体温計や、ワクチンマップなどのサービスも好評だった。

ピークの2021年8月には多く解熱鎮痛剤が品薄になった
 

興味があるのは?

28位のテレワークスーツってなんだ?もちろん聞いたことはあるけど、まだお目にかかっていません。きっとジャージ生地でできた柔らかいスーツなんでしょう。
うん、これは案外いいかも。
先日新宿の街を歩いていて思ったんですが、スーツの人が目に見えて少なくなっています。これも今までの当たり前が崩れた結果ですね。出社するときも場合によってはお客様を訪問するときでさえ、「割合ちゃんとした私服」が普通になりつつあるのだと。
そのうちなくなるのかな「スーツ」。
それはそれで寂しい気もしますが…。
 
では。