デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

私がデザインにハマる10の理由

はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由

最近、物忘れが激しくなって「よし、これ書こう」と思いついたことを次の瞬間に忘れています。思い出そうとするほど、その話題は記憶の沼に沈んでいく。

こんな時は「お題」ですね。仕事でもいいのかな?でもこれしかないしな。

それにしても多いですね10個は。最初から詰まってますが…。

私がデザイン(グラフィック)にハマる10の理由です。

 

1.仕事だから

まさか、これが一番にくるとは。でも、続けてこられたのはこの理由が最も大きいと思います。「お金をいただいてお客様の満足するものを提供する」これはとても健全なサイクルに思えるし、クライアントもパートナーも職場の仲間もみんな真剣です。真剣だからおもしろいというのは動かしがたい事実ですね。

2.複雑だから

足掛け30年以上やっていますが飽きません。デザインは「複雑系パズル」だと思います。色やレイアウトもそうですが、他にも制約や予算、業界の慣例、法律、消費者の視点などなどいろんなバランスを見ながら「最適な着地点」を見つける作業です。まあ大変なんですけど、これがきれいにキマると最高にご飯(お酒も)がうまいのです。

3.変わり続けるから

トレンドは刻一刻と変わっていきます。10年前の自分の作ったものを見ると恥ずかしく感じるのはそのためです。でも流行を取り入れて何かを作るのも楽しさの一つだし、飽きさせない要因でしょうね。

4.自分も成長するから

続けることによって少しづつですがステップアップはしています。それによってできることが増えたり、制作のスピードが上がったり。目に見えて実感できるのはやはり大きいです。

5.わかりやすいから

ややこしい会議のなかで、デザインのタームになるとみなさんの顔が明るくなるのがわかります。デザインって「見た目」だからわかりやすいし、意見が言いやすいのです。

キャッチコピーなんかもそうですが、今まで寡黙にしていた人が「私はこう思います」なんて手をあげたりして。自分の意図がわかってもらえた時はたまらないですね。

6.いろんなことができるから

ラーメン屋さんのチラシを作るときは実際にラーメンを食べます。学習塾のパンフレットを作るときは、教育産業のことをけっこう調べたりします。様々な業界の仕事に参加させてもらえるのもデザインの魅力といっていいと思います。よくその業界の専門家として扱われることもありますが、一介のデザイナーです。

7.ヒントがたくさんあるから

私が生業としているのはグラフィックデザインという分野ですが、町を歩いていても雑貨やインテリア、洋服、建築、商業施設などすべてがヒントになるし、刺激になります。時々は違った分野の仕事が舞い込むこともありますし。こういうのは仕事のための学習ではなく限りなく趣味に近い感覚です。

8.経験が活かせるから

結婚したり、子どもができたり、クルマや家を買ったり、保険に入ったり、健診を受けたり、いやもっと普通のことでもいいのですが。すべてが自分のデザインの肥やしになります。だからもっと積極的に「経験」しなきゃと思います。

9.喜んでもらえるから

自分だけで作っていても、満足はできない性分なのですね。クライアントや営業、また消費者の方に喜んでもらえた時は天にも昇るうれしさなのです。で、「もっとがんばろう」となるわけです。これがずっと続いているのでしょう。

10.好きだから

最後はやはりこれに尽きますね。ここは多くは語りません。明日の朝読んだ時に赤面するラブレターのようになりそうで‥。

 

10個は多いかなと思ったけれど、案外すぐに出てきて自分でもびっくりです。