デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

美しいという文字は‥ ニックネームを羊男にした理由は

仕事が忙しくなってきました。ありがたいことです。

ブログも少々肩の力をぬいていこうかと、前の記事をリライトするという策にでます。「長距離走」になるのですからペース配分も考えなくては…。

 

突然ですが、「美」という文字の由来をご存知ですか?

「美」を上下にばらすと、「羊」と「大」。昔の中国では羊は大変重宝な家畜だったようで、毛は衣服に肉は食用にと捨てるところがないくらい。

で、そんな重宝な羊が大きかったら、人々はみんなで分け合って役立てることだろう。

この、「みんなで分け合って」というところが「美しい」ということなんです。

所説あるのかもしれませんが、いい話じゃないですか?単に見た目のことではなくて、人の気持ちの在りようを言っているのがいい。

 

50歳を過ぎたあたりから「昔の人はいいこと言うなあ」と思う機会が増えました。

ことわざや故事成語、名言の数々も長い歴史の中で生成されたものなので、滋味にあふれ洗練されているのもうなずけるわけです。

 

語弊があるかもしれないけれど、女性の美しさにも同じことを感じます。

そりゃあきれいなおネエさんは最高ですが、人としての魅力に裏付けされたものでなくては台無しです。というか、心のきれいさや意思の強さ、性格の個性なんかはもろに顔や佇まいに表れると思うのですが、いかがでしょう。いかがでしょうって言われても困るか…。

 

ついでに言うと、女性の美しさのベンチマークは時代によって変わっているのは有名な話です。ふくよかな人がいい時代、痩せた人がいい時代。これは子孫繁栄と関係があって、昔は子どもをたくさん産めそうなふくよかな人がもてたんだそうです。じゃあなぜ昨今の「スタイルのいい」人がよくなったのか?これも所説ありますが、欧米の影響でしょうね。ではなぜ欧米が?

クイズです。ちょっとだけ考えてみてください。

 

わかりました? 欧米では年を取ると肥満の傾向が高いんです。で、生殖能力の高いのは若い人=痩せている人 という構図ができあがった訳ですね。まあ今は多様化の時代なので人それぞれなんですが。

 

こんなことを知った風な感じで書くのは私らしくないな。

「美しさ」がいかに内側から発信されるものかは、そんな例を引かなくてもわかります。

デザイナーとして「美」を考えるときに忘れてはならないことです。

 

誰が言ったか忘れたけれど、ここに私が感銘を受けた名言を書いておきます。

「悲しいから泣くんじゃない。美しいと感じたときに涙が出るんだ」

 

最後に

前の記事をリライトしていて「前の俺、案外悪くないじゃん」と思ってしまいました。もうちょっとヒドイかと思っていたので。

でもそれなりに時間はかかりますね。けっこう楽しかったので、またリライトもしていきます。では。

 

よかったらあわせてどうぞ。

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