デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

コロナが教えてくれたこと ~常識が変わった今~ 後編

昨日の続きです。書き足りなかったというか新たに「これもあるな~」、「あれもあるじゃん」というのが出てきたので追記ではなく後編として書くことにします。

前編はこちら

コロナが教えてくれたこと ~常識が変わった今~ vol.1 - デザイナー羊男の毎日

 

本当は「浜辺美波かわいいなー」みたいなことも書きたいのですが、また今度。

コロナが教えてくれたこと、新しい環境から学んだことを書いていきます。

 

オフィスの在り方が変わりました。

今まではオフィスの所在地が一つのステータスになっていて、東京なら港区や渋谷区・中央区にオフィスを構えることが社長や社員のプライドにつながっていました。会社案内に誇らしげに掲げることでリクルート効果もあったでしょうし、一流企業の看板になっていたと思います。

ただし、これには多大なる維持費がかかります。私の会社(中央区)では賃料が年間に数千万~億ということでした。

コロナによるテレワーク化が進み、オフィスの規模縮小は多くの企業で行われています。その差分でテレワーク関連の機材費用も十分にまかなえる(お釣りがくるくらい)勘定ですね。会社としては固定費のリストラ(再構築)を当然のように考えます。

人の密集を避け、郊外に移転する会社もありますが、その会社のブランドやステータスに変わりはありません。

これはコロナが教えてくれたことです。

今後は、「現存するオフィスをどういう用途で使っていくか」が企業と不動産業者の課題になるでしょうね。

 

社員の在り方が変わりました。

オフィスの変化に合わせて通勤の時間帯もフレックス導入となりました。

今まで、遅刻せずにきちんとスーツを着て会社に来ているという「服務としての優秀さ」はもう必要ありません。

社内で元気よくコミュニケーションをとったり、営業で雑談をそつなくこなすことも「昔ながらのスタイル」として意味のないものとなりつつあります。

「そのネクタイ、ちょっと派手でよく似合ってます」とか「今度ゴルフいっしょにどうですか?」とか「やっぱり会社は飲みニケーションが大事ですよ」みたいな処世術は懐かしい過去ものになっていくのでしょう。

 

これがコロナ収束とともに元に戻るか?というとどうなんでしょうね。ある程度は戻るのでしょうけど、仕事の価値観自体が変わっているような気がします。

「元気」とか「話のうまさ」みたいな不確実なものに代わり、「実績」がものをいう時代がすぐそこに来ています。

それはいい意味で組織のフラット化を意味するのですね。根回しの苦手な若い人たちが上司や先輩社員と対等にやっていけるいい時代ともいえるのです。

 

家の在り方が変わりました。

オフィスの縮小化が進めば、テレワークという業務形態はたぶん元に戻りません。

出勤日数は減りますから、駅近の高価格物件は不人気になりますよね、たぶん。

そして家はオフィスの機能を必要とされます。今までは広いリビングで家族団らんをコンセプトにしていた不動産屋やデベロッパーも、家の在り方を変えてきています。

共働きでテレワークというパターンも増え、「個別のスペース」を大事にした部屋づくりになってきました。高速インターネット回線が常備されるのも時間の問題です。

10年前に購入した私のマンションは、コロナ以前に建設されていますので対応が本当に大変です。

 

これから意識の変革が必要になります。

「悪いことばかりじゃない」とポジティブにとらえるようにしたいですね。

家の問題はすぐには解決しませんが、小さなことから意識を変えるしかありません。

価値観が変わったコロナ後の世の中で、「自分はどうするべきか?」を今から考えようと思います。

 

他にもコロナに教えられたことはあります。

ファッションや広告についてとか。

でも、今回はここまで。長文お読みいただきありがとうございました。

 

コロナ関連の記事についてはコチラもよかったらご覧ください。

味覚についての2つのおはなし - デザイナー羊男の毎日

コロナとオリンピック - デザイナー羊男の毎日