このタイトルを見て…。
小説を思い浮かべた人、映画を思い浮かべた人、音楽を思い浮かべた人。
あなたはどれですか?それともどれも当てはまらない?
だとしたらちょっと寂しいな。
私、小説も映画も観ていません。でも姉が初めて買ったシングルレコードがこの「スローなブギにしてくれ」だったのが印象的なんです。
どうして買ったのかは今でもわからない。当時、話題にはなっていたと思うけど姉も小説や映画は観ていなかったから。でも案外、運命の引き合わせってこういうものなんだろうな。不条理なくらいに意味のない偶然。
今日はいつになく文体がハードボイルドしていますね。
この曲、ホント好きなんです。歌詞とかすっごくキザなんだけれど、曲のよさと南義孝のボーカルがたまらなくて許してしまう。この頃の時代性もあるんでしょうけど、フィクションを平気で歌にできる土壌を感じる。それにはじめから角川映画の主題歌というオファーだったからコンセプチュアルなんです。
I want you 俺の肩を抱きしめてくれ
生き急いだ男の夢を憐れんで
I want you あせらずに知り合いたいね
マッチひとつ擦って顔を見せてくれ
人生はゲーム
誰も自分を愛しているだけの哀しいゲームさ
I want you 弱いとこを見せちまったね
強いジンのせいさ おまえが欲しい
人生はゲーム
互いの傷を慰めあえれば答えはいらない
I want you 俺の肩を抱きしめてくれ
理由なんかないさ おまえが欲しい
作詞家の松本隆が、「生き急ぐ」という言葉を生み出した歌です。
かっこいいね。で、休み休み生きたいですね。