今、唐突に思いつきました。
いや、ずっと頭のどこかで考え続けていたことが突然実を結ぶことってありますよね。
マーケティングについては仕事の性質上当然のごとく考えますし、いろんな法則やツール、参考書籍なんか山ほどあるのです。
その目的はたった一つ。
「どうやったら人はモノを買うか」
それだけなんです。
で、私の仮説として出した答えがこれです。
「価値と価格のバランス」
結局のところ、最終的な決定はここでおこなわれています。
クオリティ、デザイン、安全性、利便性、先進性…。どれも大事だし、答えとして間違いじゃありません。ただ、その優位点を「価値」として昇華していますか?ということなんですね。
言い方を変えれば、買うのをやめておくのはお金以上の価値がないときです。それほど価値のない(少ない)ものでも、価格が安ければ人はモノを買う。薄利多売というビジネスが成立します。
高いものを買ってもらうなら、その価値を見えるようにしなければなりません。
キューピーのゆでたまご
マヨネーズメーカーで有名なキューピーですが、意外なヒット商品に「カット野菜」や「殻をむいたゆでたまご」があります。どちらも「野菜を切っただけ」「卵をむいただけ」の商品。社内でも「売れるのか?」と懸念の声があったそうです。
でも、そのまま使える野菜は廃棄物の問題を解決し、需要は増大しています。
ゆでたまごもコンビニで売っている殻付きとは違い、手を汚さずにスマホしながら食べられる。トラックの運転手さんにも好評なんですって。
こういった「価値」がそれに見合う「価格」で市場に出たときに、人はモノを買う。
言ってみればあたりまえのことを長々と書いてきましたが、案外抜け落ちている考え方なんじゃないかな?と思いまして。