今日は本当は違うことを書くつもりでした。東京は八丁堀のおいしいとんかつ屋さんの話です。
しかし、今テレビを見ていて「これは、チョット書いておかねば」と。この感覚が生々しいうちにブログにしたためておきたくなったのです。
ネタってやっぱり鮮度があるのですよ。おぼえ書きで入れておいても、その時のパッションはいつのまにか消えてしまう。飲みかけのコーラみたいにね。
じゃあ、とんかつ屋さんはいいのか?という問題は残りますが、体は一つしかありませんからね。とんかつはまだパッションが持続しそうなので、今日は「松田聖子」一択でお願いします。
しかし、いつものことながらマクラ(前置き)が長かったな。
松田聖子の「瞳はダイヤモンド」知っていますか
これレコードのシングル盤持っていたんです、私。
めずらしく普段着の松田聖子がジャケットで笑顔もなしです。詞の内容からなのでしょう。なかなかよいディレクションだと今でも思います。曲もユーミン節が色濃く出ていて松本隆の詞がツボにはまってる完成度の高い、いわゆる名曲。
ただ一つ、歌詞で自分の瞳や涙をダイヤモンドに喩えるのはいかがかな。どうでしょう?
B面の「蒼いフォトグラフ」も目立たないけど心に残る佳曲なんです。「♪一度破いてテープで貼った蒼いフォトグラフ」って、知ってる方みえます?
Mステでのセルフカバーを聴いて
今日見ていた番組はMステ(テレ朝)でした。郷ひろみ→Perfume&三浦大知→松田聖子という流れです。
「ひろみゴーは年取らないなあ。ジャケット、着るのか脱ぐのかはっきりせい」
「Perfumeはあいかわらずキレッキレだなあ。容姿もかわらんし、ロボットちゃうか」
などとテレビにツッコミ入れつつ楽しんでいたのです。
で、出ました大御所、松田聖子。曲は「瞳はダイヤモンド」のセルフカバーです。
セルフカバーはこの業界でヒットを出し続けたベテランに与えられる特権ですよね。当時とは違うアレンジで、歌い方も変えています。
正直な感想は「なんか違うな」でした。伴奏のアレンジは松任谷正隆ではない人でしたが、基本はオリジナルに近く「キラキラ」を加えた感じ。それ自体そんなに悪くはありません。ただそこに松田聖子の「タメ」を持たせた歌唱が絡むとなんだか違和感があるのです。ちょっとオケよりも遅らせて歌っている‥。
アレンジした伴奏にアレンジした歌い方。ちょっとアレンジしすぎで、原曲へのオマージュになっていないと感じました。
「長い年月を経て、表現力が増した」ということなんでしょうが、オリジナルを聴きこんでいた私は「普通に歌ってほしかった」と思ってしまったワケで(倉本聰風)。
懐かしい歌が聴けただけに、ちょっと残念に思ったのでした。
さいごに
他のアーティストもセルフカバーをしていますが、なかなかオリジナルを超えるものはないと私は思います。歌って想い出も内包しているから、そこにアレンジを加えるのはリスキーなのかもしれません。他にも理由はありそうだなとも思っていますが。
佐野元春みたいにきちんと解釈して違う曲のように昇華している人もいますし、これはこれで好きなんです。なかなか興味深いセルフカバー問題でした。
話は変わりますが、たまには歌番組も楽しくていいですね。めっきり少なくなりましたが。
タモさんがんばってね。
では。
よかったらあわせてどうぞ。