デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

ネタは現場に落ちている

昨日は1日、池尻大橋のスタジオで野菜の撮影。久しぶりに電車に揺られて、気分もハイテンションです。ブツの確認ができていないので(野菜工場から直送)ちょっと不安だけど。

まあ、なんとかなるでしょ。

 

まだ時間があるので三茶まで乗り過ごして歩くか。意外と降りたことない街、三軒茶屋

小さな店が立ち並ぶ、意外に庶民的な街です。財布に優しそうな店があるのも嬉しい。

さあ、昼メシなんにしよう。

だいたい、午後からの撮影は「なに食べました?」と聞かれることを想定して安易な選択は避けるのだけれど、今回は時間がなく立ち食い蕎麦でした。ま、聞かれることそんなにないんだけど。

 

撮影はブツが1品足りなかったのを除けば順調。顔馴染みのカメラマンなので雑談まじりに進みます。肝心の写真は、「やはりプロは違う!」。もう! 商品写真ひとつとっても、ポスターにできるレベルなんです。(ちなみに彼は大手食品会社や商社、外食チェーンを手がける敏腕カメラマンです)。

 

どこをどうすると「美味しそうに見えるか」のツボを知ってる。あと、最近ではレタッチの技術が向上して撮影後でもバランスを変えられるそうです。知らなかった。

 

ワタクシ、ずっと顔がニヤケっぱなしでした。

もう、目的のパンフレットそっちのけで、ポスターが作りたくて仕方ない状態です。

それぞれの野菜に、それぞれのキャッチコピーをこしらえて。

 

これはたぶん現場に来なければ出てこないアイデアです。

コロナ禍で、すっかり自分の考え方がコンパクトに省エネになっていませんか?

撮影ひとつでも、こんなに刺激がもらえるんです。リアルな現場ってすごい。

やっぱりアイデアの源泉は、現場の空気と人なんだなあ。