デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

インプラント?それとも入れ歯? ~歯は一生ものだからケアと歯科医選択が大事です~

歯のきれいな人を見ると無条件で尊敬してしまいそうになります。

ズボラな私は、かなり永い間テキトーに歯のケアをしてきました。基本的には「歯が痛くなったとき」にしか歯医者には行かないし、年一回くらいクリーニングに行っても「よし、きれいになった」と安心してすぐにテキトーなケアになっていました。

そのツケが今、50歳すぎの体に押し寄せています。

具体的に言うと、修復不能な状態に「歯が折れて」しまいました。

虫歯が直接の原因ではないにせよ、歯のケアを怠ったのは間違いありません。

これを読んでいる方には、私のようにならないよう本当に気を付けてほしいのです。

 

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よい歯医者を選ぶこと

一応、どんな歯医者でも「歯の磨き方」は教えてくれます。私も何度も教わってきましたが、身についていませんでした。

できれば、歯科衛生士のいる歯医者がお勧めです。かなり細かく教えてくれるし、教える熱量が違うのです。患者のことを真に考えて、叱りつつ褒めつつ、良い磨き方になるまでしつこいくらいに教えてくれます。歯科衛生士のいる歯医者は、患者に担当の衛生士が付き、口腔状態を責任をもって見てもらえるのが利点ですね。

ま、私の場合、信じられないくらいの痛みに耐えられなかったので素直に聞く態勢ができていたということがありますが。ホント、お恥ずかしい限りです。

 

大げさでなく、10件以上の歯医者を回った結果、今の歯医者さんに決まりました。

 

決め手は

●担当医が患者の話をしっかり聞いてくれること

●いろんな治療方法を提示してくれること

予算や患者の都合に合わせて、場合によってはセカンドオピニオンも勧める。

●歯科衛生士がいること

 

こんなところでしょうか。

 

義歯を選びました

致命的なのは2か所でした。1か所はなんとか差し歯で対応できました。

ここには思い切ってお金を使い、セラミックのもの(5万円)にしています。

もう1か所は、差し歯では難しく、3つの選択肢を提示されました。

インプラント

●親知らずを移植

●義歯(入れ歯)

 

インプラントは、高額の治療費(50万円~)がかかります。顎の骨に穴をあけてねじで埋め込む手術なのですが、保険適用外なんです。

医師に相談したところ、最初は違う治療法で後からでもインプラントにできるということでしたので、「検討中」としました。ただし、年齢によっては難しくなることもあるそうです。

 

親知らずを移植は、私の親知らずが比較的良い状態だったので提示された案です。しかし、長期的な痛みを伴うのと、この施術自体の成功率が50%ということで断念しました。やっぱりコワイですからね。

 

義歯(入れ歯)は、比較的安価な方法です。デメリットとしては義歯を支えている両側の歯に負担がかかること。あと、ケアがすごく面倒。毎回食事の際に義歯を洗ったり、歯を磨いたりしなければなりません。独特の違和感も気になりますが、しばらくすると慣れます。

 

私はかなり悩んだ末、義歯(入れ歯)を選びました。

最初はちょっと落ち込みました。「私が入れ歯」…。この事実に、ひざから崩れ落ちそうになります。現物を見るとリアルに悲しくなりますが、自業自得なので「仕方ない。」と自分を励まします。

 

歯の磨き方について

こうならないためには、日ごろの歯磨きなんです。

今は改心して、朝昼晩とかなり丁寧に歯磨きをしています。

今までの私の歯磨きは、力任せに短時間でゴシゴシ磨いて「はい、終わり」でした。

イメージとしては「プラークを落とす」ことを意識して、最初から時間をかけるつもりで磨きます。1本1本を意識していろんな角度で歯ブラシが当たるように。

歯全体に歯ブラシが当たらないと、歯磨きをしている意味はありません。

 

そして重要なのが、軽く当てるということです。ほうきの先をイメージするとわかりやすいです。強く押し付けると「グニャッ」と曲がってプラークは掻き出せません。軽く当てて、何度も往復させること。このほうが歯茎にもやさしいですしね。

さあ、すぐにでも実践しましょう。自分の歯で食べていくために。

 

歯磨きの道具

歯ブラシだけでは役者不足なんです。補佐として歯間ブラシとフロスは絶対必要です。

えーっ。めんどくさい!という声が聞こえてきそうです。私もこうなる前は考えもしなかったですから。

でもね。やり始めると案外楽しいんです。道具(ツール)をそろえると、「さあやるぞ」という気分になるものです。

 

歯間ブラシ

はじめは柔らかいものから慣れていくといいです。私もそうしました。

だんだん、もっとしっかり磨きたくなるし、歯間ブラシにも慣れるので金属製に移行していきましょう。

 

フロス

ガチなフロスは扱いづらいので、初めは糸ようじで。といいつつ、私はいまだに糸ようじです。これでも感動的に汚れが落ちます。目に見えるから。

 

歯ブラシ

私の愛用品です。もう1年以上これですね。月一回替えています。

決め手は「ヘッドの薄さ」。奥歯の奥まで届くので磨き残しがありません。

歯ブラシっていろんなタイプがありますが、結局「どれだけ汚れが落ちるか」なんです。

 

 

最後に

ここまでならないと改心できない人間の(自分の)弱さにあきれてしまいますが、それでもいい歯医者に出会えてよかったと思います。今残っている歯を大切にケアしていきたいと切に思っています。今は痛くなくても3か月に1回は、クリーニングに通うようにしています。