デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

ドカンといえば、お笑いですか

今週のお題「爆発」

会社で仲のいい営業マンが、リモートで自分の課の朝礼に参加していたんです。その日は彼がスピーチの番でした。

横から見ていた私は「まさか普通にスピーチしないよね?ドッカンドッカン言わしてくれるよね」と言ったら、「当然じゃないすか。ボクをだれだと思ってるんです」と心強い言葉。

楽しみにしていたら、通常の業務報告で終わり。「今日も元気でがんばりましょう」なんつって。

 

「ええっ、それだけ?」とこぼしたら、「いやあ、ドッカンドッカンいわしてやりましたよ」と真顔で報告した彼に私が笑ってしまいました。

ちょっとプレッシャーかけちゃったかな。せめてチャレンジしてスベッてほしかったなあ。

斯様に私「お笑い」大好きなんです。でも「お笑い」をブログで書くと、気難しい評論家みたいになっちゃうので今まで避けていました。でも今回はがっつりいきますよ。

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テレビを見て笑ってた親子

先日、ワクチンの集団接種まで時間があったので待合室でテレビを見ていたんです。

お笑い(モノマネ)の番組でした。

私の近くには、二人でテレビを見ている親子づれ。お父さんが笑うと子供も笑います。ネタとしてはちょっと古い、少なくともちびっこは知らないであろう芸能人のモノマネです。どうして子供は笑ったのでしょうか。

お父さんが笑っているから、「そこにおもしろいものがある」と認識したのですね。

よく言われることですが、「面白いから笑う」ではなく、「笑うから面白くなる」というのは本当なんだなあ。

そして、子供はこうやって「笑う」ことを学習していくのです。リアルに感じました。

そう思うと、テレビもなかなか捨てたもんじゃないですよね。

 

モノマネについて

実は私、モノマネけっこう好きなんです。モノマネ芸人が好き。

特に好きなのは、ミラクルひかるですね。

なにがすごいって、その観察眼です。最近のモノマネは、声やしゃべり方もさることながら、「何を言うか?」が大事だと思うのです。

よくアントニオ猪木のモノマネで「なんだ、コノヤロー」という素人がいますが、こんなこと猪木は言いません。あと素人ついでにいうと、かわいいアイドルが「クレヨンしんちゃん」や「ピカチュウ」の真似をすることがありましたが、あれも勘弁してほしい(さすがに最近はいなくなった)。

ラクルは、芸能人の「いかにも言いそうなこと」を見つける天才です。そういう意味では、声帯模写や形態模写を超えて「人格模写」ともいえます。「それらしいこと」を広告用語で「シズル感」というのですが、人のシズル感をとらえるアーティストとも言えますね。ちょっと持ち上げすぎか。

そういえばこの間、松村邦洋北野武のモノマネで「いいアングルだなあと思ってると、黒澤さんなんだよなぁ」というのやってて、さすがだなあと感心しました。いつまでも「ダンカンばかやろ」じゃねえ。

 

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