デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

デザイナーの職業病 「こだわり」の話

ドライフラワーに関しての発言はけっこうインパクトあったなあと。

驚きましたかね、これ読んでる普通の方は。

読み返してみて、自分でもちょっと異常なくらいに「美観」や「物事のありかた」にこだわりを持っていることに驚いています。

あと、「意味のないもの」や「矛盾しているもの」に対しても厳しい目で見ている気がする。あ、受け入れないということではありません。

 

そうなんです。自覚はあるのです。ただデザイナーみんながそういうわけではありませんので誤解なきよう。

 

ですから、街を歩いていてもいろんなものが気になります。

・このポスターはなぜこのフォントを使っているのか?

・なぜここまでインテリアにこだわったカフェのメニューがこれなんだ?

・このサイン計画は人の動線を全く考えていない。

などなど。

もちろん、いちいち指摘して回っているわけじゃないけど、あきらかにちょっと違う価値観を持っている人間につきあう人はかわいそうなのかもしれません。

一緒に生活している妻などは自宅の雑貨や家電をひとつ買うにも気を遣うので、たまに「いやになる」とこぼしています。ホントごめんね。

 

でもこういうのって他の職業の人でも少なからずあるんじゃないかなあ。

クルマ好きの旦那さんや、料理好きの旦那さん。洋服の好きな人やエステにはまっている人も。それが職業ならなおさらです。

まあ、だからといって「それでOK」ではなく、自分なりに気を付けてはいるのです。

「こだわる」って漢字で書くと「拘る」。もともとあまりいい意味の言葉ではなかったはずです。了見が狭いとか人間として緩やかさがない証拠でもあります。

いつのまにかいい意味でも使われ方が主流になっていますが(こだわりのラーメンとかね)、自分のこだわりが強くなりすぎないように気を付けたいなともおもっているのです。