デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

逆算のデザイン

デザインについて調べるたびに、いろんな「大事なコト」が出てきます。

 

・デザインは細部に宿る

・デザインは引き算だ

・ワンコンセプト、ワンアイデアにすべきだ

・ユーザー目線で考えるべし

 

などなど

 

どれも間違いじゃないです。どれが一番?と言われると、「うーん」とうなってしまいますね。大事なのはコンセプトだというのは、自信を持って言えます。

 

木に例えてみましょうか。

コンセプトがすべての考え方の幹になっていて、ユーザー目線というのは根になるのかな。そこに細部のディテール(枝葉)を付加していくのだけれど、足すばかりではなく「引き算」が大事だよと。そんな感じです。

絵に描くとわかりやすいのですが、ちょっと時間がとれず。すみません。あ、そういえば最近思ったんですが、引き算もそうだけど「逆算」というのもあるなあと。

 

デザイナーの都合とか自己表現で考えてたものって大体ダメなんですよね。

❶結果的にユーザーがどんな気持ちになればいいのか?

❷クライアントはそれでベネフィットが得られるか?

❸その条件を満たすデザインはどういうものか?

 

これが逆算のデザインです。時系列でいえばまさに逆なんですが、このやり方なら作業に比較的むだがなく途中で迷子になる(暗礁に乗り上げる)ことが少ない。

 

もう一つ付け加えるなら、「森としての美観」かな。これは整合性にあたるのですが、ちょっと話が膨らみすぎるのでまた今度に。

 

なんだかたとえ話が多かったですね。かえってわかりにくかったかな?

 

文章も同じ

「文章が苦手だ」という人に対してコツを教えるなら

❶結論を用意する

❷目的を考える

❸その条件を満たすパターンを探す

 

となります。これで文章は見違えるように良くなるし、詰まったりしない。

デザインとまったく同じ方法論なのです。もしかしたら他にも「逆算」の考え方があるのかもしれません。

また思いついたら書いてみようかな。