デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

小学校2年生の学力があれば ~EXIT兼近のコメントに寄せて~

ついさっき、めざましテレビを見ていたんです。朝食をとりながら。

何かの宣伝イベントだと思うのですが数人のタレントに「やりたいこと」を聞くタームがあり、EXITの番に。

りんたろーは「ハーレーにまたがりたい」ということで、すでに買っていたバイクの写真を公開。なかなか立派なものです。ただし、あまりの大きさと特殊なライディングポジションなので運転することができず、もっぱらインスタ用だそうで。残念。

そのあと、兼近に話が振られて

「僕、中卒なんで高卒の資格を取りたいんですよね。」

という願望を語りました。続けて

「で、今の学力を測ったら小2だったんスよね~」

 

事の真偽はわかりませんが、兼近としては「芸人としてここは落とさないと」と考えたことでしょう。実際、客席はウケていましたので狙いとしてはOKです。

 

それを見ていた私はふと考えました。

 

小学校2年生の学力ってどんなもんなんだろう?

クイズ番組で「あなたは小学5年生より賢いの?」というのがありますね。

あれでも、後半の問題はかなり難しかったします。高学歴をウリにするタレントや文化人がけっこうな確率で敗退していきます。5年生にしたところが、あのクイズ番組のツボなのでしょうね。3~5年生ってぐいっと学習内容が難しくなるけれど、まだ学習塾にいくほどでは…となんだか微妙な年代です。中学受験をする子は別として。

それならもうちょっと前の小学2年生はどうなんだろう。

文部科学省の学習要綱でどんなことをやってるか調べてみました。

区分 第1学年 第2学年 第3学年 第4学年 第5学年 第6学年
各教科の 授業時数 国語 306 315 245 245 175 175
社会     70 90 100 105

算数

136 175 175 175 175 175
理科     90 105 105 105
生活 102 105        
音楽 68 70 60 60 50 50
図画工作 68 70 60 60 50 50
家庭         60 55
体育 102 105 105 105 90 90
道徳の授業時数 34 35 35 35 35 35
外国語活動の授業時数         35 35
総合的な学習の時間の授業時数     70 70 70 70
特別活動の授業時数 34 35 35 35 35 35
総授業時数 850 910 945 980 980 980

社会と理科と家庭科以外はもうやっています。古い言い方ですが「読み書きそろばん」は一応できるレベルですね。

小学校教育の基本は「生きる力を養う」ことなので、最低限のことは2年生まででも身につくようになっているのかもしれません。

 

兼近の説得力

またEXIT兼近のコメントに戻ります。

「で、今の学力を測ったら小2だったんスよね~」

それがどうした?そのへんのホワイトカラーよりもずっと稼いでいるし、世間に与える影響力も持っています。おまけにこれから勉強しようという意欲に満ちている。

彼がそんな自分のポジションを計算に入れているかどうかはわかりませんが、説得力があるのは確かですね。

サラリーマンとしてやっていくには小学2年生の学力ではちょっと厳しい部分もあるでしょうけど、仕事をしながらおぼえていったこともたくさんあるしなあ。

朝からちょっと考えてしまったお話でした。