ちょっと仕事関係の話やナッジ理論のお話が続きましたので、軽い話題をば…。
後輩に気を遣われる寂しさ
年齢を重ねると…、いや簡単に言おう。オッサンになると後輩に気を遣われることがあります。また最近の若い人ってすごく気を遣ってくれるのです。若かった昔の自分に見習わせたいほどにね。しかし生意気だったなあ若いときは。
気を遣ってくれるのはありがたいことだし感謝もしなくちゃと思うのですが、時々一抹の寂しさを感じてしまう。若い人に気を遣わせていることへの「なんか悪いなあ」という気持ちも一緒にね。
H君、君は名ホストだ
何を言っているのかわからないと思うので具体的なエピソードを。
先日、後輩(営業)とお得意先に車で向かっていました。所在地が小田原だったので、横浜からは高速を使ってもけっこうあります。私は普通にリラックスして車窓の風景や後輩との世間話を楽しむつもりでいたのですが、彼(H君)はホストとしての役割を全うしようという意気込みがあったようです。まあ、営業のスタイルにもよるのですが、彼は「相手を退屈させずに仕事をこなす」ことを課題にしているのだなとわかりました。会話が途切れないように話を繰り出すし、昼食は調べておいた釜飯のお店に連れていってくれました。
いや~、ウレシイですよ。こんなに気を遣ってくれて。私は食いしん坊なので、釜飯には感動すら覚えましたし、なにより相手を楽しませようとする心意気がうれしい。
嵐を呼ぶ男
しだいに小田原の事務所が近づいてきます。実はそのあとロープウェイに乗る予定もあったのです。観光じゃないですよ、仕事で。
でも天候はあいにくの曇り。風もでてきました。そこでH君、何を思ったか、
「すみません。僕、嵐を呼ぶ男なんです。オイラはドラマ~♪石原裕次郎なんです」
いやいや。オッサンだけども流石に私はその世代じゃないよ。
気を遣って話を合わせてくれていることがわかると、なんだか寂しくなるじゃない。
こういう経験は他にも
カラオケに行っても、そのあたりの曲をブッコンでくる若い人とかね。
あと、社内の飲み会で一番若い女の子を私の隣に座らせるのも気づかいでしょう。
いや、正直に申しましてうれしいのですが、彼女がかわいそうになってしまって。そんなに気を遣わなくてもいいんですよ。楽にフラットにいきましょう。
でも、ありがたいことなんですホント。素直に言います。「ありがとう」