デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

ワクワクしていますか? 働き方と多様性

なんだか、最近ワクワクしていないなあ。

私にとって仕事が生活のほとんどといっていいので、その仕事がワクワクしないというのは非常に都合が悪いのです。

テレワークで仕事が形骸化している

非対面になったのは非常に大きいですね。お客様の驚きや喜びが伝わってきません。

これはPDFが定着したときも思ったものですが、さらに加速した感じですね。やっぱりお金だけじゃないのです、仕事って。喜んでもらえたり、必要とされたり、あわよくば仲良くなれたりね。そんな仕事のやりがいをテレワークという働き方に奪われたのは、残念という言葉では足りないくらいです。

 

「働く」の概念

誤解を招く言い方になってしまいそうですが…。

「働き方」にこだわるあまりに「働く」ということの概念が変わってしまったような気がします。

へんに利口になって、チームの和を乱さないことだけが大事になっているような。

「私はこんなことにのめり込んでいるんです」ということを他の人にも伝えて共感を広げていき、点と点がつながった瞬間って、ワクワクしますよね?そんなおもしろさを、もっともっと広げていくことが仕事の醍醐味だと思うのです。

企業は場所を提供して、給料や福利厚生で「人を縛っているもの」だと誰もが思ってきました。縛られているということは、窮屈ではあるものの、ある種の安心感があります。その安心感の中で業務を改革しようと考えるよりも、「みんなで、おもしろいことをやろうぜ!」とひとこと言われたほうがワクワク感があるのではないでしょうか。

 

「多様性」はコミュニケーションが重要

みんなが進むべき方向が明確であれば仕事はシンプルです。今まではそれが実現できていたし、「うまく仕事を進めるコツ」みたいなビジネス本には必ずといっていいほど、「仕事はシンプルにすべし」と書かれていました。

多様性が叫ばれる今日では、そんなたやすいものではありません。

いや、多様性は大事ですよ。女性も重要なポストで積極的に参画すべきだし、誰もが気持ちよく働けることは、いい職場の前提といえます。

問題はコミュニケーションが有効に機能するか?ということ。多様性も、いつの間にか形骸化しやすいもののような気がします。

そのあたりが、これからの仕事のキーになってくるのではないかな?