このタイトル、渋谷系の音楽好きの方ならピンとくるかもしれませんね。いやけっこうそうでない人も聞いているかもしれない。小沢健二、通称オザケンの超名作アルバム「LIFE」の中でも特に輝いている1曲です。
ついでだからアルバムについてもちょっとだけ…。
これほど陰のないアルバムは日本に存在しないんじゃないか?というくらいな強力なポジティブ・ポップ。それは彼自身の生い立ちによるところも大きいのだろうけど、優秀な人間は常に素直なんだろうなと思わされます。悩み事なんか吹っ飛んでしまいそうなこのレコードは私にとって唯一無二と言っていい宝物です。特にドライブのお供には最高で、誰と聞いても幸せな時が過ごせる音楽なんです。これ大げさじゃなく本当だから。そのタイトルチューンとも言えるのが「僕らが旅に出る理由」です。ミスチルの櫻井さんや他のアーティストもカバーしていますね。言い方は変ですが、ちょっとNHKっぽいというか、音楽の教科書に載っていてもおかしくない歌なのです。
で、僕らが旅に出る理由を私も考えてみました。
妻がいて旅行がある
実は私、旅行不精です。散歩や自分のテリトリーというか慣れたところに行くのは好きなので出不精ではありませんが、旅行や遠いところに行くのはかなりの決心が必要です。管理職時代は出張が多かったので、その理由がいつもあって自分的にはよかったかもしれません。でも厳密にはやはり出張は旅行ではないですね。
そんな私なので、旅行好きの妻がいてくれてとても感謝しています。
妻は「ツアコンになればいんじゃない?」というくらいの旅行フリーク。計画は綿密かつ過密なものですが、充実した旅行が楽しめるのは彼女のおかげです。ワタクシ方向音痴&計画下手なので。
自分と向き合う
ほとんどが妻との旅行になるわけですが、それでも移動時間はぼーっと考え事をする時間があります。また、見知らぬ土地での体験は自分が「当たり前」だと思っていたことを気持ちよく壊してくれる。そして「知らないことがほとんどだ」ということを教えてくれるのです。何も知らないということを知るために、ぼくらは旅に出るのかもしれません。
またこれは海外旅行が顕著ですが、多くの場面で「自分と向き合う」ことになります。切符一つ買うのでも「さあどうする?」と自分に語りかけていますからね。
そういう意味では旅と本はちょっと似ているな。
みなさんはどんな理由で旅に出ますか?