昨日は一日中雪が降っていました。雪に慣れていない東京は滑って転ぶ人も多くて交通機関も影響を受けます。やはり北国に比べると脆弱と言わざるを得ない。明日の出勤が心配になりました。
そんなありきたりのことを呟きながらも、「もっと降れ。どんどん積もれ」と、心のワクワクは抑えきれません。もう前世が犬だったんじゃないかと思うくらい。小さい頃から雪が好きだったのです。
べつにスキーに行きたいとか、特別なことをしたいとかは今はないんです。この景色を眺めているだけで自分が浄化されるような錯覚がある。いや、錯覚じゃなく、もしかしたら本当に少しはキレイになっているかも。
降ってくる雪を下から見上げると、空に吸い込まれそうで、図らずも神聖な気持ちにさせるのです。なんか、ちょっとしたご褒美というか、素敵なプレゼントみたいですね、私にとって雪は。
雪が積もると、なんだか「静かな」感じになりませんか?
雪が音を吸収するという話を聞いたことがありますが、目から入る色の情報が減るというのもあるんじゃないかな。ほら、新幹線のグリーン車って静かでしょう?あれ、そんなに普通車より防音されているわけじゃないはず。たぶん内装色がシックで広告も少ないからなんです。目から入る情報でも人は「うるさい」と感じるのでしょう。
世界から色がなくなった雪景色は、もっとも美しいバグだなあと思いました。