えっ、いないってどういうこと?
この人たちは実在しないモデルさんなのです。
イメージナビという会社さん(お世話になっております)がリリースするデザインの素材。AI(人工知能)を活用して架空の人物の顔を自動生成する技術を使っているそうです。
メリットは、デメリットの裏返し
何がいいって、モデルとの契約が不要なので煩雑になりがちな契約期間を気にせず、コスト削減にもつながります。逆に言えば、モデルさんを使うのはけっこう面倒なことが多いのですね。契約やコストの問題だけじゃなく、人相手なのでセンシティブな問題もあります。「この商品はいいけど、この派生版はちょっと」とか「パンフレットはいいけど、シールにして配るのはNG」とかね。
もっといえば、経年変化がありません。人間は当然ながら歳をとります。それが半永久的に同じイメージで使えるのはデザイナーにとってはありがたいことです。
あとこれはタレントを使う際に気を付けることですが、トラブルがあったときに困るのです。本人が悪いことをしなくても、SNSで炎上したり事故に巻き込まれたりが、可能性としてないわけじゃありません。
これだけ挙げると、なかなか意義のある素材だなあ。
「会社の顔」として最適
用途として、会社のイメージガールやコンシェルジュとして使うのは非常に便利だと思います。なんたって専属ですからね。会社のモデルって、社員を使うとすごく気を使います。キレイどころや若い社員に声をかければ社内が微妙な空気になりますし、女性社員の派閥も存在していますから。私も実際に苦労したこと多数あります。インハウスのデザイナーってこんな仕事もしてるのですよ。
クオリティが上がってる!
実はこのサービス数年前からあるのですが、あまり触手が動きませんでした。
「のっぺりしたかわいこちゃん・イケメン」の感じが否めなくて。でも、最新のものを見るとクオリティが上がってきました。
そのへんにいそうな「人感」がありますよね。これならと考えてしまいます。
フジテレビの「めざまし土曜日」では使われているようです。
料金体系は要相談
どのように顔を作るのか?発注方法は?価格は?
それらは、個別に相談をするみたいです。とりあえずは必要な案件がないのですが、また入用なときに聞いてみようと思います。個人的にも興味あるし。
あ、もちろん本物のモデルさんはやっぱりいいなと思いますし、そうでなければならない場面もたくさんあります。AIはあくまでも選択肢の一つとして考えたいなと。
また進捗がありましたら報告しますね。では。