本日は晴天なり。
会社が変則のお休みなので、前から気になっていたヨシタケシンスケさんの展覧会に行ってきました。平日だからとナメてはいけません、場所は渋谷です。土日ほどではないにせよ、やはり人が多い印象です。ブラックフライデーの影響もあるのかな。
でも、久々の渋谷は気分が上がります。好きなんです「渋谷」。
新宿とかと違ってちょっと子供っぽいというか、おもちゃ箱をひっくり返したような街です。「渋谷」についてはまたあらためて書きたいな。
で、今日は「りんご狩りかもしれない展」です。
新しくなったパルコの8階、主催は糸井重里社長の「ほぼ日」です。ヨシタケさんは糸井さんの本のイラスト(表紙)もやられていますね。ちょっとおこがましいですが、私の書くイラストとタッチが似ているので親近感を覚えていました。
彼の場合イラストはもちろんイイのですが、内容がすごく深いのが特徴です。考え方に偏りがなくて「あ、なるほど」と膝を叩きたくなる。単純な「あるあるネタ」とは一線を画す重要な気づきがあったりして本当に面白いのです。
その表現方法として、イラストがうまく機能していると感じます。
この展示会は雰囲気を楽しむもの
ちょっと驚いたのは、飾ってある絵の枚数が少なかったこと。「え?これだけ…」と心の中でつぶやきました。10枚くらいじゃなかったかな。
でも、りんごにテーマをしぼったのは、これはこれで「いいんじゃない?」と思えます。それも「リンゴ狩り」にしちゃってる。渋谷の真ん中でリンゴ狩りなんてシュールじゃないですか。さすがほぼ日。キュレーション(企画構成)が光っています。
このリンゴの木、写真ではわかりにくいですが幹は柱に印刷した紙を貼り付けているんです。これで十分木に見えるんだよなあ。このアイデアどこかで使えそう。
では、見ていきましょう
絵の額装はこんな感じでした。かわいいですね。思わずニンマリしてしまいます。
本物のリンゴも売っていました。渋谷なのにそんなに高くない。ここで儲けようとしていないのがわかります。
著作もたくさんありました。まだ1冊しか読んでいないので買おうか迷いました。
結局、全然違う「手作りクリスマスリース」を買っちゃいました。本はいつでも買えますもの。
この下のほうに映ってるバッジがよくできていました。刺繍なんですが、すごくリアルに再現されている。「ふじ」と「紅玉」の特徴をとらえて。
楽しかった…
ひさびさの渋谷。ひさびさの展覧会で充実した1日になりました。
12月5日までですから、お近くで興味のある方はぜひ。