ちなみに私は「占い」というものをしてもらったことがありません。
これ、程度問題なのできっぱりと言えないところもあります。
じゃあ、神社のおみくじはどうなの?とか
めざましテレビの星占いは見ないの?とか
血液型はまったく興味ないの?などなど…
正直に言うと、「見たり聞いたりすると気にしてしまう」ということはあります。
ということはどこかでちょっと信じている自分がいるのでしょうね。
あと、こういう話題ってお酒の席とかでときどき出るとそれなりに楽しいし、わざわざ「科学的根拠は?」とか言って水を差すのも違うと思うのです。
今日の「いて座」のラッキーアイテムは「バス停」だってよ。電車通勤の私はどうすればいいんだよー。というようなツッコミも朝の雑談としてそこはかとなく楽しいし、ワタクシA型だからこういうところが気になるんですよねーみたいなのも会話のクッションとして機能すればそれでいいと思います。要は方便ということ。
あまりに現実的すぎるとつまらない人になりそうなので、そのあたりの予防線とも言えるかな?
占うという行為
でも、お金を払って見てもらったり、重要な決断を占いにまかせるとなるとちょっと話は変わってきて。
最近テレビ番組でも「突然ですが占っていいですか?」とかありますね。ああいうのを見ていると「この占い師さんたちはどんなところで、どんな修行や勉強をしたんだろう」と考えてしまいます。
すごくざっくりいうと「占う」には2つの側面があると思います。
①その人の過去や近況(近未来)を言い当てる。
②今後の決断や行動をアドバイスする。
この2つでお客が求めているのは②です。では①は何かといったら、②の求心力を高めるための行為なんですね。②を信じてもらうためのエビデンス。
ただし所詮(というと怒られるかな)占いなので、金銭や健康の責任を負うことはありません。なかなかうまい仕組みです。どうやって言い当てているのかはもちろん私にはわかりませんが、実際に水晶の中に見えるわけではなく会話の中から導いているのだと推察します。当たってもはずれても「うまくまとめる」技術もあるのだろうし。
ま、エビデンスなのでなんでもいいんですよ、当たったという感覚があれば。むしろオカルトのほうがつぶしがきくのでしょう。
ちょっと疑問なのは「自分は占えるの?」ってこと。売れっ子の占い師は、そういった意味で好循環なんでしょうね。「ホラ、私も成功してるでしょ」って言えますから。
占い師、星ひとみさん
占い師にもその時々のスターがいて、細木数子さんもその代表だったのでしょう。
「占いで人生変わったら苦労する人なんていないよ」といいつつ、歯に衣着せぬアドバイスで視聴率の女王と言われたようです。
今なら、もとグラビアアイドルの容姿と日常生活の中にとりいれるカジュアルな天星術でおなじみの星ひとみさんですか。「黄色い財布を持つとお金が貯まる」というような気軽に試せるコンテンツが受けて、グッズのプロデュースにも余念がありません。
やり方は違いますが占いも世につれて変わっていくものでしょうし、どうやって求心力を高めていくかは見ていても面白いものですね。