デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

家を買って思ったこと① ~マンション購入をお考えの方へ~

45歳で家を購入しました。

 

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家を手に入れて思ったこと

家と言ってもマンションなんです。最初はスーパー(イトーヨーカドー)の商品券目当てでモデルルームの見学会に参加しました。思いのほか気に入って、担当者の方とマイホームについての話に花が咲きました。

そのマンションは「イニシア」というデベロッパーというか建築会社で、担当者にいろいろなことを教えてもらいました。

 

・完璧な物件などない

住む町にもよりますが…。駅から近いと便利ですが治安が悪いことがあります。また駅からの距離や部屋の広さ、住み心地と購入費用はトレードオフ。すべて満足のいく物件というのは理論上ないし、探していたらずっと家は買えません。とにかく優先順位を決めて、「何が大事か?」を自分に問うこと。これは、非常に示唆に富んだ面白い話だと思いました。

 

・マンションはご縁とタイミング

家やマンションは、いつも安定して売っているものではありません。物件を購入したいときに、気に入ったものがあるかは「ご縁」みたいなものです。また、実際に買う時には現物がないのも特徴ですね。モデルルームやデベロッパーの他の物件を見て、ある部分は想像力です。まあ、こういうことが好きな人は楽しい作業なのですが。

 

・家はライフスタイル

単に箱を買うだけではないのが不動産購入。家族構成や交通の利便性、住環境、近所との関係性。そこに住んで暮らすことを考えると、きちんとリサーチすることも大事です。子供がいれば学校(都立はバラツキがある)や病院も大事な要素ですし。上の件とのせめぎあいですが、ここは一度冷静になるところでもあります。

 

・分譲、賃貸、それぞれメリット、デメリットがある

担当者に購入を強く勧められなかったのが、購入にいたった一つの要因だったかも。

(マンションでいえば)分譲は確かに内装のクオリティが高いし、退職までにローンを完済すれば老後の住居費の負担が軽くなります。半面、賃貸は収入の変化に合わせて住居費や転居をコントロールしやすい。愛知県の実家のことは、今まで賃貸でやってきた大きな理由でしたから。

 

それでも購入しました!

担当者から発せられた「羊さん、買えますよ」の一言に背中を押されました。

もちろん、その前に自分の給与だったり生活プランを聞いてのことです。ちょっと意外でしたね。35年ローンで返済し終わるのが80歳か~。40歳で課長に昇進していたのですが、それでもギリギリのタイミングかもしれません。まあ最悪、退職金を頼りにして(そこはけっこういいかげん)ふんぎりをつけました。

実印を押す時は、ちょっと手が震えましたね。

 

マンション・イニシア

www.cigr.co.jp

マンションは「イニシア」というあまり聞いたことのない会社のものです。

現在はダイワハウスの傘下に入っていますがブランドはそのままで、むしろ盤石になったかなと思います。

「イニシア」お勧めですよ。まあ人それぞれ好みはありますが、私は大好きです。

家やマンションって高いじゃないですか。で、普通の感覚なら何千万も出せば「いいものが手に入るだろう」と思うはずです。でも、そうじゃないんですね、これが。

私が偏屈なデザイナーなので、評価が厳しいのかもしれません。でもねー。

意外と「普通の物件」ってないのですよ。変に変則的な間取りだったり、備品に特徴がありすぎたり。

私が理想とする「使い勝手がよい、四角い白い箱」を体現しているのがイニシアでした。家具や雑貨を置いたときのイメージがピタッとくる感じ。

イニシアのデザイナーは女性スタッフが入っていると思いますね、たぶん。

そんな表層的なことだけじゃなく、「住む」ことにこだわった数々の工夫やポリシーについては、また今度書こうと思います。

では。

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