デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

オリンピックの開会式について

今、一つの記事を書こうとして手が止まっています。

書くことはもう決まっているし、実際に書き始めてもいました。でも、文章が固まっていかないのです。こういう現象は、たいてい「思い入れ」が強くて、話すように文章が書けないときに現れます。

きちんと整理ができていないのに書き始めて、なんとか糸口を見つけようと一縷の望みを「文章を書く行為」に託しています。

しかし今のところ文章では私の想いを100%変換することはできません。そのきっかけにはなるのですけどね。

 

あー、あと一つ何かの要素があれば書ける気がするのに。

いや、やめましょう。言葉に期待しすぎるのは私の悪い癖です。

 

こういうときは一旦その作業をあきらめて、日常の中で素直に感じたことを書いたほうが良さそうです。

 

オリンピックの開会式

この話題を出すのは、一番悪いタイミングですね。ちょうどオリンピックが終わったところでパラリンピックの真っ最中。ひとまず開会式の評価や批判も落ち着いてきたところですから。

それでもあえて言うとすれば、「日本のクリエイティブ、こんなものか?」と悲しい気持ちになりました。自分が安全なところにいて他を批判するのはいかがなものかとは思います。ですからクリエイターの端くれとして、痛みを共有するつもりでこの文章を書いています。

もっとクールで、1本筋の通った開会式。そうすべきだった。自分がそこに参加できたらどうしようか…。頼まれてもいないのにけっこう真剣にで考えていました。

一つ言えるのは、「コンセプトは一つでいい」ということ。あれもこれもやろうとすると散漫なものになるし、見苦しい。一つのコンセプトにいろんなエッセンスが内包されている、その匙加減こそがクリエイターの腕だと思います。

 


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 この動画は、当初の予定通りMIKIKOさんが開会式をプロデュースしたらという想定で作られたものです。他にもいろんなバージョンがアップされていますが、どれもかっこいいですね。

 

クールジャパン、そしてローカルとしての東京を表現できたら、それが一番今の2020の気分に似合っていると思います。「日本っぽさ」に固執しすぎないことで、日本や東京の本質とは何かを真摯にとらえられる。ジャズやアニメや女子高生の制服。そんな等身大の姿が「今」の東京であって、実は世界に誇れるクールジャパンなのではと思うのです。

 

よかったら、あわせてどうぞ。

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