デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

「好きなスポーツ」は何ですか?という問いに反発してしまう自分

今週のお題「好きなスポーツ」

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初めにはっきり言っておきますが、スポーツ好きじゃありません。

ゆえにオリンピックにも懐疑的な立場をとっています。ただ、これは多分に政治的な背景や利権の問題が絡むのであまり多くは語りません。きちんと評論するのさえも面倒ですからね。

今回は「いかにスポーツが嫌いか」という文章になってしまいそうですが、いいですよね。 では始めます。

 

あ、体を動かすのは好きですよ。小学校低学年から剣道を始めて(地元の少年倶楽部)、中学3年まで続けていました。社会人になってスキーにはまったこともあるし、テニススクールにも通いました。野球のチームに所属していた時もありつつ、付き合いでゴルフにも数回行きました。

ざっと「自分が通ってきたスポーツ」を挙げましたが、まあこんなもんです。一般男性のごく普通な関わり方ですよね。決して避けてきたわけじゃありません。

 

団体競技は苦手です

小3くらいから地元のチームで少年野球をやっていました。

私の父親が無類の野球好きで、そのチームでもコーチの一人でした。とても残念なことに私の野球センスは絶望的とも言えるもので、「一生懸命、まじめにやる」という以外に見るべきところがまったくない少年でした。野球好きなだけに父親は、自分の息子に野球センスがないのを早々に見抜いていました。それでも辛抱強く教え、チームの練習以外でもキャッチボールをやってくれたりしました。

それでも、私の気持ちは次第に野球から離れていきました。父親は、もともと優しい人だったので私に強要することもなくなり、期待も薄くなっていったと思います。

残念だったでしょうね。自分の息子ではない選手に期待してチームをサポートしていくのは。私は「父親をがっかりさせた」ことで申し訳ない想いでいっぱいでした。

団体競技が苦手になったのがそのせいか?わかりませんが、1つの大きな要因ではあります。

 

スポーツを観るという感覚が理解できません

団体競技を自分がやるのも苦手ですが、観るのはもっと苦手というか理解できません。

「人がやっていること」に夢中になれないのです。大抵はひいきのチームがあって、そこに感情移入することでスポーツ観戦は成立するのでしょうが、私には所詮「ひとごと」なのです。

お願いしますから、「みんなスポーツ観戦大好き」という論調で話すのやめてもらえませんか。そうじゃない人もいるということを理解してほしいのです。

 

仕事(デザイナーです)で、プロ野球やバスケットボール関係のデザインをやっているので、必死で勉強したりしますが、やっぱりスポーツファンであるデザイナーにかなうワケはありません。そもそもクライアントと実のある話ができません。なるべくスポーツ好きなスタッフにまかせて、違う分野の仕事の比重を高くしています。私も分別のある大人なので、自分で解決できることはしています。

 

みんなスポーツに対して好意的すぎる

これは前から思っていたことですが、日本いや世界はスポーツに対して全幅の信頼と好意を寄せていますよね。それは時に「ひいきではないか?」と思うほどに。

「健全な精神は健全な肉体に宿る」とか「スポーツマン精神に則り正々堂々と…」とか言っています。では不祥事を起こした有名アスリートはどう説明するのでしょうか?

健全な肉体が不純な行為に及んでしまうことはあるわけで、スポーツ好きの方々の願望が入っているのではと思うのですね。

オリンピックもそうですが、スポーツマンって優遇されますね。

他にもすごい人たくさんいるじゃないですか。絵のめちゃくちゃ上手い人、料理が天才的に得意な人、DIYが超絶すごい人でもいい。でも光の当たり方がまるで違うんです。

「スポーツ」ってそんなに偉いんですか?と改めて聞きたくなります。

 

でも、スポーツ好きです

冒頭でも書きましたが、体を動かすことは好きなんです。

もしかしたら私が好きなのは世間でいうスポーツとは別物で、世間では「健全な精神による」「チームワークに重きを置いた」「みんなが観戦できる」ものがスポーツなのかもしれません。それはそれで勝手にやったらよろしいかと。

私は、自分の思うスポーツを楽しみたいと思います。