デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

コロナとオリンピック

えっ?そんな手垢にまみれた話題を?と思うかもしれません。

今、ぱっと妙案を思いついたので書いただけです。タイトルの問題を企画屋の視点で考えました。

 

トレードオフ」という言葉があります。

簡単に言うと「あちらを立てればこちらが立たぬ」ということ。例えばコストと品質の関係だったり、需要と在庫の関係だったり、家賃と部屋の住み心地だったり、世の中には様々な「トレードオフ」があります。

いや、トレードオフだらけと言ってもいい。それを解決するためにみなさん必死で「あーでもない、こーでもない」とやっているんじゃありませんか?

 

でもね。ときにたった一つの施策ですべてが解決することがあるんです。

しかも3つも4つも問題を抱えているときでも、それが可能だというのです。

それこそが「アイデア」であると、何かの本で読みました。確かスタジオジブリの鈴木さんだったと思います。彼はそのアイデアを思いつくまで手を動かさないでただ考えるのだそう。「わかったよ!宮崎さん」と突然さけぶので周りはびっくりするのだそうですが。

 

で、コロナとオリンピックです。

コロナの感染力、凄まじいですね。東京だけで4000人近くだそうです。

ワクチン接種もあまり効果はなく、打ちたくない若者、ワクチン不足、など問題は山積です。

そんな中オリンピックです。国民(都民)の心情は穏やかじゃないですね。

コロナ疲れの人やワクチンが打てなくてヤケになった人が、「オリンピックはなぜいいんだ?」と街に繰り出します。緊急事態宣言なんてなんの効果もありません。

かたやオリンピックも「これ以上感染者を増やしたらヤバイ」と無観客で、今一つ盛り上がりに欠ける状況です。こんなに国民感情を逆なでしておきながら。

スポンサーもさぞかし不安なことでしょう。

 

この二つを同時に解決できないか?

よく考えるとこの二つは同じベクトルを持っていると感じます。

コロナを抑えるには、結局のところ「ステイホーム」しかありません。これは安倍首相時代の緊急事態宣言で証明されたはずです。ワクチンも抜本的な解決になっていませんし。

 

オリンピックが無観客なら「ステイホーム」とは相性がいいはず。

「家でオリンピックを見よう」というキャンペーンをなぜやらないの?と思ったわけです。

「大画面のテレビで鑑賞しよう」だったらさらに経済にも好影響がありそうです。補助金だって出せばいい。家で見るからこそのSNS等を使った盛り上がりも演出できそうですし。スポンサーもうれしいに決まってます。

しかも、好都合なことはオリンピック・パラリンピックをやっている数週間が「ステイホーム」の期間にちょうどいいときている。

 

菅さんも小池さんも頭のいい人なんでしょうけど、やり方が下手というかなんというか。開会式なんかじゃなくて、こういう形でこそ電〇みたいな広告代理店をブレーンにできないのかな。