デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

ベンツよりトヨタがいい理由

今、私はメルセデスでもトヨタでもなく、スズキのアルトに乗っています。

知ってますか?アルト。たぶん日本で一番、ぶっちぎりに安い(税金、諸費用込みで100万円以下)軽自動車です。

別に卑屈になってる訳ではありません。

「小さなクルマ、大きな未来」

スズキのキャッチフレーズを信じて、堂々と乗っております、ハイ。

 

でですね。

今のクルマの運転をアシストする技術って本当にすごいんです。前のクルマに10年以上乗っていたので、アルトといえども技術的には浦島太郎状態です。はっきり言ってハイテクです。

今回は、ハイテクついでにカーナビも付けたのでなおさらですね。

 

実際に何がすごいかって、

①自動ブレーキ(人やモノを感知)

②運転サポート(速度超過やセンターライン越えアラート)

③駐車アシスト(前後の車やモノに反応、警告音)

これらが約100万円ポッキリで手に入ります。

 

最初は「別になくても、気をつければいいんじゃない?」程度に思っていたのですが、慣れてしまうと、「なかったら怖くて運転できない」状態です。運転歴30年以上の私がです。

やっぱり「命」に関わることなので、「起こってからでは遅い」し、これほど完璧な保険はありません。

だから、前は好きだったアンティークカーも興味の対象は「鑑賞」になりました。ま、見るのは大好きなので。

 

クルマのポテンシャルって、いろんな物差しがありますね。動力性能、積載能力、乗り心地、静かさ、運転の楽しさ、そしてカッコよさ。

それらと肩を並べるくらい(いやそれ以上)安全・安心は大きな要素と言えます。

 

なぜ、メルセデスよりもトヨタ

今までだったら、私の好きなのはドイツ車でした。一度だけVWのポロに乗っていましたが、シンプル過ぎるくらいの簡素さがお気に入りでした。「クルマって、これでいいんだよ」とポロが語っているような感じ。私にクルマの新しい価値観を教えてくれました。

メルセデスも一見豪華に見えますが、同じ文脈で意外にシンプルなフォルムが魅力的で今は好きです。明確な理由はありませんが「好き」ってそんな不安定なものなんです。

 

しかし。

安全サポートのことを考えると、やっぱり日本製を選びたくなるのです。

ドイツ製品の質実剛健なことは知っていますが、日本製ほどの信頼感はありません。ポロもエンジントラブルはしょっちゅうでしたし。国による気候の違いという人もいますが、そうだとしても怖いことに変わりはありません。

「安全」に関することなので、譲れないところなのです。

 

というわけで例えばトヨタであれば、カローラでもクラウンでもたぶん安全性能に大きな違いはないはずです。そこに差をつけるのはおかしいですよね。

 

ゆえに、私はカローラが欲しい。カローラが好きな理由はこちらへ。

カローラが欲しい - デザイナー羊男の毎日

 

スズキアルトもいいクルマですがね。