デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

小林賢太郎と「お笑い」について

前の記事で小山田圭吾について書きました。

言いたいことはそこにありますが、昨日のラジオでマンボウ八代が言っていた言葉が胸に響いたので、重ねて書いておこうと思います。

 

アシスタント

「ここはマンボウ八代さんが演出したらどうですか?」

 

マンボウ八代

「それは無理です。何十年も遡って調べられたら絶対ヤバいこと言ってますから、私」

 

そう。この感覚なんです。小林賢太郎氏をかばうつもりは全くありませんが、そんな清廉潔白な人間がどこにいるのでしょう?透明性が求められる政治家でさえ、掘ればどんどん出てくるじゃないですか?

半ばヤケ気味に、音楽が用意できなかったら「マツケンサンバ」でいいでしょう。と曲を掛けたDJマンボウには笑いました。

 

だからといって小林賢太郎の罪が重いことに変わりはない。戦争の被害者に対する非礼については私は言及しません。私がいいたいのは「お笑い」に対する余りに甘い考えです。

「トンガったことを言って、マニアを気取るファンにウケよう」というアングラな構造が見えて若干の不快感を感じました。

若くて必死だったのだろうけど、ここを超えた失態が今自分に返ってきたのかもしれない。

ファンでもない私が彼を裁くことはできません。これからオーディエンスが彼のコントを選ぶかどうかがすべてですかね。