デザイナー羊男の毎日

日常の「気づき」のおはなし。ごゆっくりどうぞ。

カローラが欲しい

ときどき私の物欲が顔をのぞかせます。

標的はカローラです。

 

本当に欲しいのはメルセデスのAクラスですが。

いきなり、話が違うじゃないか!と言うなかれ。それにはそれ相応の理由がありまして。

 

とにかくカローラを褒めましょう。

あ、何度も言いますが、私デザイナーなのでモノはまずその「見かけ」で判断します。

 

よく「最近のクルマは家電っぱくなった」と言われますが、私も同意する部分はあります。

たぶんマーケットがそれを求めているし、もっといえば購入決定を女性がする時代になったのではと推測します。推測の理由は?

 

 

まず若い人の車離れから話は始まります。あのトヨタが「ライバルは日産やホンダじゃなくてスマホです」と言ったとか。ごく一部の都会を除けばまだ需要はあるはずなんですけど、とはいえやはりクルマを所有する欲求は下降してますね。温度感みたいなものでわかります。

維持費の高いクルマはこのご時世贅沢だし、他の価値観も選べる世代ですから。

 

需要が見込めるのは、家族ができる30〜40代。都市部でも共働きならなんとか手に入るし、子供のためにもね。

しかし!このパターンだと購入決定権は完全に奥様になるわけです。強いですからね、女性は。子供ができると特に。共働きならなおさら旦那さん頭が上がらないですよ。

「かわいい色がいいな」「安くても高級感があるピカピカしたの」「モノがたくさん積めて乗り心地がいいの」

 

そう、彼女たちのクルマに対する想いって我々(誰だ?)男性とは違うのです。

しぶいクーペにロマンを載せて、海沿いのワインディングロードでかっこつけたい(少々古い)のが男ってもんです。

だってさ、女性は色から入るんだもん。違うよね。

だから最近のクルマはメッキをふんだんに使い、無駄のない四角いフォルムにスライドドア。家電っぽさはここから来るのか?すべてではありませんが、そういう傾向だと思います。

 

そこで、カローラ

 何がいいって、きちんと「クルマ」の雰囲気をまとっているのです。私が小さいころ憧れていたクルマのシズル感です。道具としても秀逸なんですが、それだけじゃない色気を感じます。これは男にしかわからない感覚ですね。

 

トヨタ自動車の社長、豊田章男(最近テレビによく出てる)に「どんなクルマが一番好きですか?」と聞いたら「うるさくて、ガソリン臭いの」って。

 


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およそ社長とは思えない発言ですが、カローラはまさにこの雰囲気があるのです(もちろんうるさくもガソリン臭くもない)。

私的には、セダンがいいなと思いますが、ツーリングワゴンもすごくいい。

佇まいが見ていて飽きないクルマだし、所有して生活の中にこいつが「いる」感じがイメージできるクルマだと思います。

という訳で私はカローラが欲しい。

 

あ、どうしてメルセデスよりもいいかの理由は、また今度書きます。では。