このタイトルは、最近星野源がテレビでしゃべっていた「名言」です。
あんなもの(筒状の布)で、女性は信じられないくらい美しくなるんだから、もう魔法ですよね。と続く。「確かに」と無言で同意しました。
パンツスーツやジーンズの似合う人も素敵だけど、やはりスカート。なんでしょう、あの華やかさ、かわいらしさ。「スカート」という響きもなんだか愛らしいと思いませんか?
カジヒデキがアルバムタイトルにしたのもうなずけます。
小さいころは、なんとも思わなかった。絵で描いたときの台形みたいな、記号みたいなイメージ。不自由で機能的じゃないなって。
でも、その不自由さゆえの特別感、「女性を大事にしなきゃ」という意識は助長したと思います。
「男も一度はスカートを履くべき」。これは職場の同僚(女性デザイナー)の声ですが、確かに座るだけでもたいへんそうです。それに加えて化粧だのヒールだの、とにかく「美しくあれ」という期待は彼女たちに多くの面倒を強いています。それを楽しめる(ファッションのバリエーションは男性の比較にならない)という側面もあるんですが。そのバランスは残念ながらスカートをはかない私にはわかりません。
妻の買い物に付き合うのが意外に楽しいのは、スカートの持つ魔法を目の当たりにできるからかも。たくさんのお店、そしてその中でも多くのバリエーション。東京という街は、そしてスカートは、あまねくたくさんの女性に「魔法」と「悩む楽しさ」を与え続けています。