佐藤可士和さんってご存知ですか?
けっこう知ってるよという方は多いと思います。ユニクロやヤンマー、楽天のロゴを作った人です。「ロゴ」っていう言葉に市民権を与え、グラフィックデザイナーという職業に光を当てた人。おおげさじゃなく。
それまでデザイナーといえば「服つくる人?」くらいが世間一般の感覚じゃないでしょうか?さすがにそれはないか。
かくいう私も、佐藤可士和さんに心酔した一人です。(ちなみに佐藤可士和さんというとゴロが悪いので以降継承略でお願いします。むしろ敬称略のほうが雲の上の人感があって尊敬の念が見えると自分は思うのですが)
アイドル佐藤可士和について語れば1万文字でも足りないけれど、今回はTシャツのお話なのでそのあたりは今後の記事に譲ります。
で、Tシャツ。
最初ユニクロで見たときは1500円でした。それでも安いなあと思いました。
種類はけっこう多かったけど、ハローキティやガンダムはちょっと無理ですね。というわけでキース・ヘリングとミシェル・バスキアのモノトーンを購入。一着990円ですので1980円か。まあいい買い物だな。ファンなら1500円で買えよって。
昔からプリントTシャツって、ちょっとイロモノって感じが否めないし、街で同じTシャツ来てる人とすれ違ったらと思うと「うーん」と考えちゃうところはあります。
ところがそこが可士和はうまいんです。ちゃんと「着る」ということを考えている。そこが今までの大御所グラフィックデザイナーとの違いだと思う。
確かにTシャツはメディアともいえるけど、袖を通して衣服として成立しなければならないのです。
惜しいのは、コストの面もあるとは思うけれど、もう少し襟ぐりが繊細で丈が少し短くてもよかったのでは?
いや、そこを変えるのは流通のチョモランマよりも高い壁があるのでしょうね。
ちなみに現在1枚500円なり。もう買わなきゃ損。